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東京都の起業支援!

皆さん、おはようございます!
リクルートでFP&A組織を司る事業統括室長とお会いする機会がありました。一つの道を30年余り歩んでこられ、日本のFP&Aを築き上げてきた草分けとしての存在です。今やその黎明期を終え、本格的に普及することを確信しました。他人事ながら嬉しく思います。



東京都は起業を検討している人とスタートアップ支援事業者をマッチングし事業化を後押しする取組みを始めます。事業案を広く募り、採択したプランには実証や資金調達などにつながる支援メニューを提供するそうです。なぜ、起業者に限定した支援策なのか疑問が残ります。新しいビジネスのアイディアというものは起業者だけに限られるものではありません。


起業者がプレゼン資料などの審査を通過すれば「スタートアップスタジオ」と呼ばれる起業家支援を手掛ける企業をメンターとして、ビジネスモデルの検証や開発、資金調達などの支援が約半年間無料でうけられるそうです。支援は5月に本格開業する都のスタートアップ支援拠点「Tokyo Innovation Base」を中心に提供することになります。


イベントや集合形式の講座なども開催され、企業に関連する人たちの交流を促すそうです。
確かに諸外国に比べ日本の起業者数は少ないことが指摘されてますが、だからといって起業者にばかり焦点を充てず、中小企業の事業再構築にも傾注すべきでしょう。新しい事業によって先行き不透明な社会に光明を充てるなら、別に起業者に限定することもないでしょう。


また、全く初めて起業する人よりも、既に事業経験のある中小経営者の方が経験値も数段に豊富だと思います。私の経験からも、ビジネスプランの良し悪しより、そのビジネスを行いたいと考える人物を充分に見極めることが、新しいビジネスを立ち上げる角度が高まるものと考えます。頭で考えたビジネスというものは、それを実行する段階で頓挫し易いのです。


それより、そのビジネスを思いついた理由がその人の生き様や原体験に基づいていることの方が大切なことを忘れてはなりません。その上で自然体でそのビジネスに取り組む方が、そのビジネスを試行錯誤しながら純心な知見を蓄積しやすいものと思います。一般にスタートアップ支援事業者がプランを検証するといいましても見栄えの良さを鵜呑みにしがちです。


新しいビジネスというものは、決して計画通りに行くものではなく、様々な紆余曲折を迎えることになります。それこそ精神的に落ち込んでしまうものですが、そんな時にも諦めずに事業を進めていける不屈の精神を持つ方というものは、まるで体育会出身者のようなアグレッシブな方ということでなく、そのビジネスを愛して止まない執着心の様なものでしょう。


良くお見受けすのは、事業の中身より先に体制を整えようとする方が非常に多いのです。事業の中身も腹落ちしてないのに形から入ってどうするのか心配になることがあります。その様な方々には率直にその様にお伝えすることにしてます。その上で、どうしてその事業を行うという思いに至ったかを充分にお聞きしながらその方の背景を理解する様にしています。


ビジネスを形にするのはそんなに難しいことではないのですが、そのプロセスの最中に起業者の気持ちが萎えてしまうことだけは予めて避けたいところです。それは中小経営者にも同じ事が言えます。起業者や経営者とお話をしてみれば、その方々が新たなビジネスの立ち上げに向いているのか否かが分かるものです。大切なことは心でビジネスを捉えることです。


今日もありがとうございます!
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