誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

プロデューサーシップ!

皆さん、おはようございます!
新しい他人との出会いは楽しいものです。昨日も2人の方と新しい出会いがありました。人的資本や関係資本というのかも知れませんが、人と人の出会いがまた新しい可能性を創出し
、社会に新たな発展をもたらすからです。自分が居て他人が居て互いに協力する関係です。



プロデューサーシップという概念があります。プロデューサーシップとは、多様な分野で目利きのできる能力(=マルチ・リテラシー)を持ち、組織や業界を横断してイノベーターと共に新しい事業を創造するリーダーシップのことを指します。プロデューサーシップを理解するためには、その語源であるプロデューサーの役割について理解を深めるべきでしょう。


ビジネスプロデューサーとは、異なる価値観や専門分野の人々を有機的に関連づけ、調整する指導者の役割を果たします。彼らは既成概念を打破する発想力を持ち、新しいビジネスモデルを構築し、社会課題をビジネスを通して解決したり、昨今ではデジタルトランスフォーメーション(=DX)を活用したビジネスを推進することも重要な役割と考えられてます。


ビジネスプロデューサーは、起業家や経営者とは異なり、企業や業界の既存の枠組みに捉われず、むしろビジネス展開に必要な資源の一つとして考えているところに必ずしも迎合しない存在なのかもしれません。彼らは過去のプロジェクトや事業を参考にしながら、新しいプロジェクトや事業を創出し、そこに新しい視点や考え方を付け加えビジネスを展開します。


例えば富士通などの企業では、ビジネスプロデューサーが売上拡大や新たな価値の創造に取り組む役割を果たしているそうです。この新しい職種は、クロスインダストリー(=業界横断)の発想で活動しており、生産の効率性だけでなく消費者のニーズ変化を捉えながら売上を伸ばすことにも注力しています。自律するビジネスマンの究極の姿なのかもしれません。


昨今、このプロデュサーシップを持つビジネスマンが非常に注目されています。精神的にも自立していることもありますが、企業や業界といった枠組みに捉われず独創的にビジネスを直視して変革していく視点を持つからです。ややもするとプロデューサーをイノベーターとを混同してしまいがちですが、両者は異なる価値観と行動スタイルを持っているようです。


ビジネスプロデューサーは、企業と地域貢献の関係性に焦点をあてており、地域課題の解決に前向きで社会活動に積極的に参加します。環境、社会、ガバナンスといったESGに対する責任を重視しており、地域の幸福貢献を重要視しながら、組織や業界を横断して事業の多角化を推し進め、一つの業態としてビジネスを確立しながらネットワーク化を推進します。


これに対してイノベーターというものは、社会動向を踏まえた新しい視点や切り口を持って既存事業の組合せで価値創出していきます。また、ビジネスに対してブレない考えや信念と行動力を持っており、理想と現実を結ぶ関係性の狭間の中で最適解を見出しながら行動しています。それが例え非連続的で非現実的なアプローチでも使命感に溢れ変化を恐れません。


ビジネスプロデューサーであってもイノベーターと同様の視線を持っているものと思いますが、どこにその目的の重きを置くかによって異なる資質となって表れるのでしょう。スタートアップ企業を成功に導くためには、このビジネスプロデューサーとイノベーターという両者が手を取り合うことが必要なのでしょう。HONDAやSONYがそうであったように。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する