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自分で事業を行うということ!

皆さん、おはようございます!
家内が来年定年退職を迎えます。本人曰く丸35年間働き続けてきたので、いまの会社で雇用延長することなく、後の人生は好きなことをで暮らしていきたいそうです。彼女なりに遣りたいことがある様ですので、しっかりとこれからの人生を楽しんで貰いたいと思います。



事業を行うようになってから10年余りが経とうとしています。今でこそ自分の目的に向かって、しっかり歩んでいる感がありますが、駆け出しの頃は自分の人生の目的がフワッとしていて、自分に出来ることでようやく糧を得ていたという感じです。その自分に出来る専門性についても、提供する商品の責任が全て自分に降り掛かってくると怖さが先に立ちます。


その意味では、それ以前に立ち上げたスタートアップ企業を失敗したのは、当然といえば当然の様な気がします。仲間10人で始めたITハードウエアベンチャーでしたが、腹に肝が座っていないといいますか、形ばかりはスタートアップ企業としての体をなしていましたが
、これから自分が為していく目的に対して魂がこもっていなかったことが思い返されます。


大体が、ITベンチャーでCFOとして4年間の修業をしたとはいえ、それまで金融機関の営業やディベロッパーの事業開発、化学メーカーでのM&Aに従事する中には、どこにもITという言葉は出てきません。確かにスタートアップという勢いみたいなものはありましたが、それだけで事業を成功に導けるほど世の中甘いものではないことが身に染みています。


いま思い返せば、カスタマイズITハードウエアを商品として製造販売することに対して、頭ではユニークな事業で勝算があると考えていましたが、魂の方はメーカーズ(=個人でメーカーとして製品を世に送り出す人々)に関心を持ち、それらの人々(=生産消費者=プロシューマー)に対するサポートを通し成長して行って貰いたいと考えていた様に思います。


自分で事業を行うには、自分の人生の目的や事業の目的を頭で考えてはいけません。大体が頭で考えた事業というものは利己的になってしまうからです。もっと社会に対して献身的に貢献して行こうとする利他の心がないと上手くいかないものです。会社の中で自分の役割を担うことと、自分が自律的に社会に対してビジネスを通して訴えかけるとでは違うのです。


まずは自分の折れない気持ちをしっかり探していくことだと思います。往々にしてありがちなのは、組織の中で宛がわれた仕事を上手にこなすことによりビジネスをやっている気になってしまうことなのです。そこでのノウハウやスキルを活かして、ビジネスに結び付けるにしても、そのビジネスを通して具体的にどの様な社会を描き出して行くのかが問われます。


自分の思いではありますが、それが商品を提供する相手の立場に立ってどの様な意味があるかを受け止めた上でのビジネスであることが不可欠です。それを掴むためには、まずは自分に興味のある領域の人々に会って、実際にニーズを肌で感じ取ることが必要です。その様なことを行っている内に人脈が広がりますので、あとはタイミングが遣って来るの待ちます。


多くの方々に独立のご相談を受けることがあります。私の目から見てますと形から入り過ぎており、何故それを行いたいのかが伝わってこないことが往々にしてあります。事業を身に付けることは、事業の中からしか出来ません。成功や失敗の体験の中から身に付けることが大切なのです。必要なことは自分でしっかりと地面を踏みしめながら学び続ける姿勢です。


今日もありがとうございます!
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