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考えるより感じることの大切さ!

皆さん、おはようございます!
長い職業人生の中で、これまで2回ほど怒りにも似たエネルギーを感じながら真顔で仕事に取り組み、自分でも信じられない結果を出し周囲を驚かせたことがあります。それ以来20年余りが経ちますが、今また大きな波を感じており最後のお勤めをする時かもしれません。



人それぞれ個性が異なります。私の場合でしたら普段は割と落ち着いて淡々と仕事をこなしながら結果を積み上げていくタイプかもしれません。ところが時として、あるスイッチが入ると大車輪を回すようにもの凄い力が湧き出てきて社会に足跡を残すような底力を持ち合わせているようです。あるスイッチというのは社会問題に関する琴線に触れる様なことです。


絶えずその様な全速力で仕事に取り組めれば良いのですが、流石にそれでは心身ともに擦り切れてしまいます。人間個々人によって異なるバイオリズムもあるでしょう。なんと言いますか、偶々その様な社会の渦の中に自分の身を置いていることにより意気を感じてしまい、頭より先に身体が動いてしまう感覚です。感じながら様々なアイディアが湧き出てきます。


前回は化学メーカーに勤務している時に、大規模工場予定地の件で売買契約を白紙撤回しようとして会社側が分譲主である東京隣接県庁に対して訴訟を辞さない対応を採ろうとした時です。確かにバブル経済崩壊により事業の目算が狂ったことは理解できますが、それを経済事情の変更を盾に白紙撤回が認められていたら経済秩序なんてあったものではありません。


それから、この化学メーカーは広く最終消費者に対し住宅を販売するハウスメーカーでもあります。そんなことをしては血税で造成した工場分譲地を無に帰すことになり住民感情を逆撫でにしてしまうでしょう。また、それが経営トップの判断であるならまだしも、著名な顧問弁護士のアドバイスによるものだとしたら、それを鵜呑みにすることほど馬鹿げてます。


ビジネスを通して社会の課題を解決することが役割の一民間企業が、法律を盾に課題を解決しようとするなら企業としての存在意義は既に失われており、その様な判断を下そうとする経営者はいらないと本気で思いました。それって頭でロジカルに考えて出てくる解ではないんですね。頭で考える前に明らかに可笑しいと感じるところが出発点となっている訳です。


大なり小なり私が仕事に取り組む際の価値判断の基準はその様なものです。それが時として会社や行政を揺り動かす仕事に繋がってしまうという事かもしれません。その後の解決は、そんなに大変だったという感覚を持っている訳でなく、少しばかりアドレナリンが強く出てくるかもしれませんが、それと同時に様々なひらめき出て他人を饒舌に説得するだけです。


他人って自信をもって語り掛けると通ずる感性の生き物だからかもしれません。そこにはロジックや打算は通用しません。個人で事業を行うようになってから、その様なシチュエーションに遭遇したことはありませんが、その時が近づいているようです。日頃、中小企業の経営支援を生業としていますが、時代の過渡期において企業規模の大小は関係ないでしょう。


中小企業であっても人として正しい行いをしていれば、社会的インパクトを与える様々な機会が巡って来るものです。その時に中小経営者が目の前の損得勘定で判断していてはそれまでです。何のためにそのビジネスを営んでいるのかを改めて振り返ってみる必要があるでしょう。自分の為ではなく、より良い社会を実現していく為であることを忘れないことです。


今日もありがとうござます!
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