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FP&Aとカウンセリング!

皆さん、おはようございます!
高校時代、数学、物理、地学のテストはいつも満点でしたが、古典、漢文は赤点で進級判定会議で名前が挙がる常連でした。理系科目はゲーム感覚で楽しかったのことを覚えてます。
公式を丸暗記することなく、なぜその様な定理が導き出されるのか理解していたからです。



FP&Aとは、財務分析と計画管理とでも捉えれば良いでしょう。経営や事業を主に財務や会計面から、その成果を分析して計画に結びつけるプロセスを管理する業務であり、日本でも経営企画や経理といった部署が担っているのですが、海外の企業のようにCFOが統括するFP&A部署として確立している企業は少なく一部先進企業で導入されているのみです。


20年余りのサラリーマン生活を振り返ってみますと、将来の数字を取り扱う財務と過去の数字を取り扱う会計という専門性をバックボーンに、事業計画を立案し契約書として取り纏めたり、経営計画を立案しM&Aや会社再建を行ってきていますので、当時は未だ海外でもFP&Aなどという概念すらありませんでしたが、それを地でやってきたものと思います。


そして現在は、その時の経験を生かし中小企業の事業再構築やスタートアップ企業の起業の伴走支援を行っている訳です。それら企業の経営者や創業者をはじめとする方々に向き合っている訳ですが、どうしても一定規模の企業とは異なり人間関係が濃くならざるを得ません
。財務数字などには現れない経営者や創業者のメンタルな部分が大きく事業に左右します。


自分自身の気づきとして、経営や事業の状況を分析して計画を立案する以前に、中小経営者の事業に向き合うメンタル面が整っているかどうかが、事業に大きな影響を及ぼすことがあります。意外に世の多くの中小経営者は、創業経営者であろうと、二代目以降の経営者あであろうと、なんとなく勢いで経営に携わっており息苦しくもがいている方が多いものです。


経営に携わる前に心構えを整え、満を持して事業に携わっていく必要があるのですが、そのことが意外に知られてません。逆に言えば、経営に携わる前にその心構えを整えられれば事
業を成功に導く確率が飛躍的に高まることになります。経営者として事業に携わるということは、紆余曲折ある事業に対してどこまでも折れない心を持ち続けることが大切なのです。


それは「なぜ、その事業を営みたいか?」ということに向き合うことです。ご自身の過去から将来に繋がる道のりの中で、現在なにを為すべきかということを俯瞰出来ていることが大切だと要約できるかもしれません。人間って、自分で自分のことは意外と理路整然と理解できない生き物だと思います。それは形式知を頭で考えるレベルではなく暗黙知の世界です。


人間は、理路整然と理知的な言動をとっているようで、その様な頭を使った形式知だけでは捉えられないものであり、過去から今に至る経験を通して感じとってきた暗黙の言葉に出来あい感覚的な知識によって判断し行動していることは良く知られたところです。そこに気づきを与え言葉で言い表せる形式知に昇華した時に、人間として一段成長するものなのです。


だから、経営者は少なくとも自らが営む事業について、明確に形式知化している必要があるのです。ただし、そのプロセスは一人自問自答して得られるものではなく、他者とのコミュニケーションを通して多くの気づきを得るものです。その役割として、FP&Aとして事業のプランニングを行う以前に、カウンセラーとして経営者に向きあうことが大切なのです。


今日もありがとうございます!
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