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経営デザイン!

皆さん、おはようございます!
街中を歩いていますとインバウンドの外国人と真新しいスーツに身を固めた若者の姿が目立ちます。ちょうど季節も春に変わり、暖かい天気の良い日が続いていることもあり、新緑をも借景にしたコロナウイルス禍後の社会の流れが確実に変わってきていることを感じます。



人間というものは、夢や希望といったものを内心に秘めて行動しているものだと思います。目の前の状況を判断するに際しても、自分なりの判断軸をもって取り得る選択肢の中から最良な方法を選択しているのです。それが頭で論理的な思考を回して判断する場合もあるでしょうし、自分なりの感性に照らし合わせて直感的に判断してる場合もあるものと思います。


しかし、将来のありたい未だ目に見えないことを判断する場合において、論理的な思考を回しても答が出て来るものではなく、やはりそこは直感に委ねるものだと思います。どんなに後から論理的に説明しようと思っても、そこは過去の経験則の積上げに過ぎない論理的な思考で将来のことを語ってみても、それは直感的思考を付焼刃的に説明している過ぎません。


経営というものは、日常的業務の判断に留まらず、将来のありたい姿を語ることです。経済が右肩上がりの時代的な背景な下では、過去の経験則に基づいて判断していれば大過なく会社を成長させることも出来たと思いますが、現在のように大きく社会が変わり行く中では、将来のありたい姿を描き出していくことが必要であり、それは論理的思考では叶いません。


だから今の多くの会社は、イノベーションを起す術も分からず、混乱を来しているのでしょう。会社の経営というものは、所詮は人々が思い思いに寄り添う集団であることから、その人々が将来に対して期待する夢を描きだし自律的に行動して行かなければなりません。難しいのは、人それぞれに描きだす夢が異なることから、それを会社として集約することです。


理想を言えば、会社に関わる全ての人々の夢を重ね合わせることが出来れば良いのですが、人ぞれぞれに向いている方角も、その色の濃さも異なるものです。それを出来る限り採り入れながら最大公約数的に纏め上げていくプロセスが不可欠となります。また、将来の夢や期待といったものは、自分で分かっている様でなかなか言葉でいい表すことが難しいのです。


それは人間というものが、環境から必要な情報を採り入れ自分を再構成しながら将来に向かって語っていくものであるから、他人との関りがなければそれを深めることが出来ません。言葉に出来ない思いを言葉にしていく作業を通して、少しずつ自分の思いが明確になってくるものなのです。言葉で語れなければ、絵を描くなどその他の手法を使うことも有効です。


経営についても同じことが言えます。これからの会社は将来のあるべき姿を描き出すことが大切になってきますので、その将来の姿を如何に描き出していくか。それをビジュアル化することも有効だと思います。一人ひとりが自分の内面に耳を傾ける作業を行うことによって導き出されるのです。生きるバックグランドを背景に、将来の姿を描き出すことなのです。


それが経営デザインの本質なんだと思います。それを描き出すためには、経営を司る方々の生き様を背景とした会社の理念があって、はじめてビジョンを描き出すことが可能となります。ビジョンがなければ経営戦略も具体的な事業計画への落とし込みも出来ません。それら経営デザインというプロセスを経ることが、これからの会社経営には不可欠だと思います。


今日もありがとうござます!
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