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ビジネスモデルと貸借対照表!

皆さん、おはようございます!
亡き父のことを考えると目頭が熱くなることがあります。地方銀行を退職した後に代議士公設秘書を遣りながら独立した人です。子どもを寄せ付けない雰囲気を持っており、一緒に遊んだ記憶がありません。その父親に認められることを意識した幼少時代だったと思います。



ビジネスモデルとは、商品やサービス等付加価値の提供と、それによって得られる収益の獲得の仕組みを指します。あらゆる企業にとって、優れたビジネスモデルを構築することは持続的成長を実現するために必要となります。ビジネスモデルをもう少し簡単に言うと「誰に
?何を?どの様に売るか?」という仕組みを構造的に図式化したものと言うえるでしょう。


誰に、何を売るかを明確にすることは多分にマーケティングの分野が専門とする部分かもしれません。商品企画とターゲティングも大事ですが、それをどの様なビジネス構造を持たせて形づくっていくか、事業資源を有機的に結合させて事業を立体的にデザインしていくプロセスを狭義のビジネスモデルと捉えており、それを数値で示しているのが貸借対照表です。


最近はビジネスモデル特許というものがあり、ビジネス方法に係る発明に与えられる特許全般を指してます。一般にはより狭義の、コンピュータ・ソフトウエアを使ったビジネス方法に係る発明に与えられる特許という意味で用いられているようです。ビジネスモデルという概念は確立されていませんが、様々な概念を要約すると以下の様に定義付け出来そうです。


1)誰に,どんな価値を,提供するのか
2)その価値をどのように,提供するのか
3)提供するために必要な事業資源をどんな誘引のもとに,集めるのか
4)提供した価値に対して,どのような収益モデルで対価を得るのか


私は、これらビジネスモデルの4つの概念を結局は3)に収斂させて、事業としての構造を描き出しながら、具体的に組み立て事業化していくプロセスであると受け止めています。よく「中小企業の事業再構築」を生業としていることを記事にしてますが、それは言葉を変えれば、既存事業資源に新しい要素を外部から持ち込みビジネスモデルを改編することです。


その為には当然、誰に?何を?どの様に売るか?も考慮しながら、ブロックを組上げるように事業資源を試行錯誤しながら組み立てて行くことになります。その時にお金の流れでその(=狭義の)ビジネスモデルをイメージすると頭の中で貸借対照表を描くことになります。
それが頭で考えることなく空間把握するように、瞬時にイメージ出来るところが個性です。


逆に貸借対照表を見ればその企業のビジネスモデルが理解できるものです。元々、立体的な空間把握に長けているところは持って生まれたものですが、後天的に金融機関で融資審査等で様々な事業をつぶさに見て来たことや、総合ディベロッパーでの会社再建業務で様々な事業の課題分析を行い、それを解決すべく事業再生に携わってきたことが功を奏しています。


特にM&Aやアライアンスを実施する際に、単にスケールメリットを追求するためではなくビジネスモデルを転換させる視点でその事業に欠ける資源を外部から持ち込み事業価値を最大化させることが得意技となっています。いまは、この個性を中小事業再構築に生かし、地域の産業構造を改編しながら、バリューチェーンファイナンスを構築することが目標です。


今日もありがとうございます!
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