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デザイン思考とロジカル思考!

皆さん、おはようございます!
精一杯生きていれば、少しずつかもしれませんが、前に進んで行くものです。例え必ずしも恵まれた能力がなくとも、明確な目標さえ持ち続けることが出来れば、岩をも貫き通す雫のように。そんな熱い思いを持った方々と交わることで、磨かれている自分を実感してます。



最近、美大出身のマーケティングやブランディングを専門とする方をパートナーとして迎え入れ、仕事を一緒にすることが増えています。デザイン思考で事業を捉える切れ味は、私にはない持ち味を感じます。きっと事業が抱えてる課題を直感的に捉え、それをビュジュアルに落とし込み、欠けているデザインのピースを視覚的に埋めることに長けてるのでしょう。


私はどちらかというと、M&Aやアライアンス戦略発想といいますか、事業を構成している資源がどの様に有機的に結合されているかを把握した上で、市場動向を捉えながら理想とするビジネスモデルをイメージしながら、それを実現するために不足する資源をどうやって具体的に社外に求めて相互補完効果を追求するかを構想し、実現していくことに長けてます。


両者の事業に対する捉え方は似ていると思いますが、異なるのはアプローチ方法なのでしょう。前者をデザイン思考というなれば、後者はロジカル思考ということになります。この二つの思考方法が調和すると、大車輪の両輪のように相当の機動力を発揮するものと感じてます。両者で理想的な事業像を共創しながらも、パズルの当て嵌め方が異なるわけなのです。


また、デザイン思考のマーケティングでもキャッシュポイントや採算性を考えながら事業の構想を描き出していく点については、少しばかり驚いたというのが正直なところです。どの様に売上を創るかを突き詰めることがマーケティングだと思いますので、確かに売上にまで意識を向けているのなら、当然に採算性にまで伸長させて思考を回すことも可能でしょう。


考えても見れば、マーケティング一つを取ってみても、デザイン思考でアプロ―チする方もいれば、マーケットデータを周到に分析する論理思考のマーケターも存在する訳ですので、必ずしもマーケティングとデザインという思考が結びついている訳ではありません。むしろ
、知人の場合は、商品販売ということを事業と結び付けての思考に長けているのでしょう。


思わず商品企画や販売戦略と事業企画や事業戦略との差がなんであるか、分からなくなってしまいそうです。確かに事業には、商品企画や販売戦略という機能がなければ成り立ちません。一方、事業には人財戦略、事業構造や基盤、財務戦略も必要不可欠でしょう。こと中小企業なら、商品やその販売方法をどう確立し売上拡大するかが大きなウエイトを占めます。


しかし、それを実行に移すのは人財であることを考慮すると、その人財が自律的に創造力を発揮して売上拡大することの方が大切でしょう。それがヒューマンキャピタル経営に脚光が浴びている所以でしょう。前の時代でしたら、売上は経済成長とともに黙っていても右肩上がりに高まっていったものだと思います。これからは考える力がものを言う時代でしょう。


中小企業の事業構造を再構築するにあたり、財務的な切り口のみで実施に移す時代は終えています。これからは、それに中小経営者の意志や信念を重ね合わせ、チームの力として発揮させていくには、やはり各々のメンバーも高い志をもって自律的に仕事に取り組んで行く必要があります。それは強いリーダーシップ力というより、人間の本質に迫ることでしょう。


今日もありがとうござます!
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