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中小経営者支援!

皆さん、おはようございます!
11月の怒涛の忙しさも、いよいよ終盤戦です。綱渡りのようなスケジューリングも上手く自分のペースで段取りを組むことができ助かっています。それをこなすスタンスではなく、エネルギーを込め大局的に俯瞰しながら如何に自分の思いを描き出していくかが大切です。



中小経営者は、テクノクラートである大手企業経営者とは異なり、ブルーカラーのように自らの事業に泥臭くまみれながら足腰を鍛えていくものかもしれません。事業の隅々までを知り尽くし、言葉にならない思いを試行錯誤しながら、それを一歩ずつ確認するように事業を進めていくものです。もちろん事業を大成できれば良いのですがその限りではありません。


その中小経営者も生身の人間であり、自分の周囲で起きている現実を受け止めながら様々なことを思いあぐね腹落ちさせ行動に移していくものなのですが、その暗黙知を形式知化していく作業は内面でモヤモヤしてしまうものです。それを経営者独りで自己内省しながら出来るようになればそれに越したことはないのですが、こればかりはそう簡単ではありません。


どんなに洗練された経営学書やマーケティングの本を読んで身に付けたところで、それは経営の普遍的でテクニカルなことに過ぎません。それよりも大切なことは、自分ならではの事業をいかに描き出していくかということであり、他者から学ぶものではなく答えのない答えを自らの暗黙知を反芻させながら形式知として可視化しながら己を知ることだと思います。


その重要なプロセスは意外に知られていませんが、名経営者といわれる方ほど禅や宗教に造詣が深いことが知られているでしょう。それは経営者としての人間が持つ雑念を取り払い自分自身の内なる思いを突き詰め、それを顕在化させて行くプロセスに不可欠な取り組みだからでしょう。それが出来たときに初めて事業は大成するものであり人間として成長します。


経営するということは、ただ単にターゲットとなるお客様に、どの様なビジネスモデルで、どの様な独自商品を社会に提供するかということは実は枝葉末節な話しであり、経営者自らの存在意義を世に問うものだと思います。だからかもしれませんが、最近流行りのパーパスというものは先行きが不透明な社会の中で、それが問われるのは当然の帰結なのでしょう。


その様な状況に置かれた中小経営者の誰しもが自分の持つ暗黙知を形式知化出来ている訳ではありません。これからの社会の大変革期において是非ともそのプロセスが存在することを理解して頂けたらと思います。日々の忙しさに感けてしまい、目先の為すべきことに目が行きがちとなってしまいますが、大切なことは自分を知り意志を明確に持つということです。


経営者独りで自分探しをすることはなかなか骨の折れる作業です。誰か信頼でき共感できるメンターを介してそれを探り当てても良いと思います。自らの意志を明確するのに、こうすべきだという方法論の正解はありません。必要なことは、そこに辿りつくことです。それが出来れば、一緒に働く役職員とベクトルを共有し、事業方針を具体化することも出来ます。


そのプロセスを伴走するメンターも、ただ単に傾聴のような表面的な技術だけに頼ることなく、本当の意味で中小経営者の気持ちを理解し共感できることが必須条件となります。その為には、メンター自らも経営の経験があった方が深く経営者と共感し合いながら傾聴することが出来るのでしょう。焦らずじっくりと自分探しを行うことが求められる時代なのです。


今日もありがとうございます!
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