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自己成長するということ!

皆さん、おはようございます!
会議の場で突然ついて出た「金勘定できなければ事業はできない」という言葉。周囲の反応がなかったのでどの様に受け止められたのか分かりませんが、事業という行為をして行く上でその時々判断が付きまといます。その時に感覚的な暗算で算盤をはじく必要があります。



これまでの物質文明から、これからは精神文明に移り変わっていると感じることが多々あります。産業革命以降の社会は、工場や生産設備などの資本財が主役となり、私たち人間はどちらかというとその資本財が上手く機能する様にサポートする立場として企業文化が育まれてきた200年であったのではないでしょうか。業務の標準化、時間管理による効率追求。


確かに大量生産を追求することにより資本財、消費財の価格を逓減してきたベネフィットは社会に多大な利益をもたらしましたが、とめどもない人間の物資的な欲求(=欲望)を満足させることも臨界点に達してしまっているのではないかと思います。日々の生活の中にモノが満ち溢れ、私たちは消費することに些かの疲れを感じない訳にはいかなくなっています。


社会システム全てが機能性や合理性を追求して来てしまったが故に、人間が主体である筈の社会にも拘わらず、その人間が疎外感を感じるようになってしまっています。それは、地域や会社におけるコミュニティや人間関係が希薄となっているからであり、煩わしい人との関わりを避けてしまう行き過ぎた個人主義が台頭し、結果的に自分を孤立させてしまいます。


だから精神的な負荷が大きくなってしまい、心の病を患う方が増加の一途をたどっているものと受け止めています。それが現代社会の病理であり、明日のあるべき姿を描き切れない混沌とした社会が、それを助長しているのではないでしょうか。逆にいえば、人間が精神的に健康であれば、自己成長しながらそれを描き出すものですから、負の連鎖に陥っています。


日々の仕事で、中小経営者のサポートを行っていますが、その様な混沌とした社会に挑んでいかなければ事業を成長軌道に乗せることに覚束きません。経営者自らも、その様な社会の風潮に呑み込まれてしまってますので、いち早くその問題に気付き自律的に自らを軌道修正して行く必要があるでしょう。だからパーパスであり、マイパーパスが注目されるのです。


会社の社会の中での存在意義を明確にする以前に、経営者自らの意志が固まっている必要があります。会社とは経営者の意志を投影する鏡であり、経営者の人間的な器以上に会社は成長しないと言われる所以です。日々の業務の忙しさに感けて、自分の内なる声に耳を傾ける余裕がなくなれば、業績を立て直すどころか人間としての自己の成長を妨げてしまいます。


人間は往々にして自己合理化しやすいものであり、他者と関わり合いながら生きていく必要があるにも拘わらず行き過ぎた個人主義(=個人の主張)は、人間関係を殺伐としたものにしてしまい益々エゴを助長することになってしまいます。現代社会は、その様な精神メカニズムにより人間関係の摩擦係数が高まり、結果、自らの精神的な負荷を高めているのです。


人間には自浄作用があり、内なる本音を第三者に聞いて貰うと、精神的に落ち着き他者の話しを聞く余裕が出ることは直観的に理解頂けるものと思います。その余裕が、過去から解放され、より積極的な生き方を模索し、人生で起きるさまざまな苦難から学び、自己成長を遂げていく、そんな存在です。だから行き過ぎた個人主義は正していく必要があるでしょう。


今日もありがとうございます!
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