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ヒューマンキャピタルについて!

皆さん、おはようございます!
還暦も近づいてきますと流石に自分の責任である男としての顔が完成してる時期だと思います。破天荒に様々な経験を通して自分が何者であるかを理解し、気持ちが円熟してきます。
この穏やかな気持ちを活かして、これからも身体が元気なうちは働き続けたいと考えます。



歴史的な変遷を通して、人間は古代の労働力としての資本から、近代の生産設備などの資本を補助する役割を経て、ポスト近代では再び人間が中心の持てる能力(=知識や技能)を資本とするヒューマンキャピタル(=人的資本)が主役の時代へと向かいつつあるようです。循環メカニズムで育まれる自然界とそれに抱かれる人間しか存在しないのであたり前です。


これから到来する社会の中で、ヒューマンキャピタルをコーポレートファイナンスの観点から迫ってみたいと考えます。それはヒューマンキャピタルを安直に時価評価して財務諸表に描き出すということではなく、これからの社会をより良くしていくためにヒューマンキャピタルの効果を如何にして最大限に引き出していくかを掘り下げて行きたいということです。


それはヒューマンキャピタルを科学するということでしょうか。単に科学するだけでは限界があるため、アートやデザインの観点から捉えてみることも必要でしょう。それは演繹的に形式知を積み上げることに留まらず、暗黙知をも大切にしていきたいということです。具体的には人間科学や心理学の知見を活用しながら人間のメンタルを理解することも必要です。


それを表現する手段として、定性的に表現して行くだけでは限界がありますので、定量的に描き出すことも不可欠だと考えます。科学としての心理学を学んだことがありますが、この分野とファイナンスで使用される数理技術が実は似通っています。だからかもしれませんが
、文学系である心理学出身でありながら違和感なくファイナンスを習得できたのでしょう。


ヒューマンキャピタルの効果を最大限に引き出すことは、多分に人間のメンタルに関わる問題です。直観的にメンタルが満たされている時に、人間は様々な能力を発揮することがご理解頂けると思います。昨今、企業においてウエルビーイングの大切さが再認識されていることなども、ヒューマンキャピタルにマネジメントの軸足が移っていることを表しています。


人間のメンタルを最良の状態に整えるには環境のハード面やソフト面を整えることも大切ですが、一番大切なのは実は人間としての自分自身の中にあると考えてます。米心理学者マズローの人間の欲求5段階説ではありませんが、自己実現の欲求が満たされている時に人間というものは自分の能力を最大限に発揮するものなのです。気持ちがフロー状態にあります。


人間自ら社会との関わりの中で自分の存在を充分に理解し、あるべき将来の姿を描き出すことが必要なのですが、この自己内省が簡単なようでそれなりの訓練をしないとなかなか難しいものかもしれません。特に現代社会においては、社会システムという歯車に人間が嵌め込まれていますので、そのようなことを考える必要がなく自己内省する能力が育ってません。


将来に向けて幸福に生きて行くためにも、その方法を手助けしながら育んでいきたいと思います。人間が生きるということは働くことと同義ですので、折角なら仕事を通して自己実現する手助けをしたいと思います。その結果として、ビジネスにおける無形資産の経済的な価値が最大化することが理想です。その過程と因果関係を明らかにしていきたいと考えます。


今日もありがとうございます!
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