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生産の三要素!

皆さん、おはようございます!
久し振りに新宿西口を散策してみました。煌びやかな高層ビル街も建設から50年余りが経過し、どのビルもリニューアルで大忙しです。入居テナントも大きく変わっているのも時代の趨勢でしょう。一転、西新宿7丁目付近は未だ下町のような雰囲気の界隈性が残ります。



近代経済もここまで高度に発展しますと、その複雑に絡み合った経済システムの恩恵を何不自由なく預るのみで、私たちもそれらをコントロールしているようで実はお釈迦様の手のひらの上にいるように、もはやそれらを掌握することが出来なくなっているのではないでしょうか。日々、自然発生的に増殖する都会の経済メカニズムに危機感すら覚えてしまいます。


未だ地方経済の方がシンプルで分かり易いものと感じます。都会は人間の欲望というカオスを目指して多様な事業主体が営利を目的に様々な新しいビジネスを生み出しては消滅を繰り返すパラボックスの様相を呈しています。日々の心地よい暮らしを実感するには、必要以上に満ち足りているのでなく、シンプルに自分の生活を掌握できてることなんだと思います。


だからという訳ではありませんが、時として経済の仕組みの原点を探るべくミクロ経済の視点から思いを巡らせてみることも大切だと思います。何かの書籍で経済とは地球の大いなる大地から生み出される資源と人間の英知の相互作用により財を作りだし交換することに尽きることが書かれていたことが思い返されます。初期経済の下では資源そのものの交換です。


やがてその資源に人間が手を加えて付加価値を高めるようになるわけですが、情報社会における現代では、むしろ天然資源が無尽蔵に存在するのではなく、それを効率よく大切に活用しながら、一方で人間の英知である知識や知恵といった無形の資産がSNSなどを通して流通する様になり、そこに暮らして行くための付加価値を見出すように移り変わっています。


ミクロ経済学で説明される生産の三要素を持ちだすとより一層理解が深まります。経済の原点は労働、土地、資本という地球上に限られた生産要素によって成り立っています。生産要素は大きく2つに分けることができ労働と土地を「本源的生産要素」、資本を「生産された生産要素」といいます。直観的にも人間の労働と有限の土地が経済の根源であるでしょう。


世界的に見れば人口はまだまだ増加傾向にありますが、先進諸国では減少トレンドに入ってます。現在の経済は労働集約型から資本集約型に移り変わった後に知識集約型経済に移行していますので、必ずしも人口増減が生産する経済に直接影響を与えるとは考えられませんが
、それでも知恵やアイディアをいかに創出するかという知見を深める必要があるでしょう。


天然資源が存在し、それを利活用して事業主体が生産する地球上の土地は有限です。経済がソフト化へ移行していますので、天然資源の生産量が経済全体に占める割合は減っていますが、それでも人口が増えれば無尽蔵というわけにはいきません。また使用価値としての土地も経済のソフト化にあわせてその有効利用の方法を変えていかなければならないでしょう。


時代の転換期において、この生産の本源的要素の捉え方が変わるものと思います。経済の仕組みが変われば当然に経済の原点である生産の本源的な見方も変わらざるを得ないでしょう
。社会の浮利を追うことばかりを考えずに、もっと本質的な生産の本源的な資源の変容をビジネスドのメインとして捉えることが、これからの社会のあるべき姿を描くのに必要です。


今日もありがとうございます!
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