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起業10年の振返り!

皆さん、おはようございます!
春眠ならぬ「秋眠暁を覚えず」ではありませんが、暑さも峠を過ぎて夏の疲れのせいか少し気を許すと直ぐに眠くなってしまいます。休日などに自分の机で仕事をしていますと、いつの間にかに寝落ちしていることがあります。その様なときは早々に床に就くに限りますね。



起業をしてから気が付けば10年という月日が経過しています。社会に出て36年が経っている訳ですから、そのうち3分の1を自分の力だけで仕事を行ってきたことになります。これまでの間に会社を整理するという痛い目にもあいましたが、いま思えばそれも肥やしとなる大切な経験だったと思います。今は自分を充分に理解し一歩ずつ歩みを進めるだけです。


振り返れば若い頃から機会があれば自分で事業を起したいと思い続けていたようです。サラリーマンなら誰しもが抱く思いではないでしょうか。それを実行に移すかどうかは、巡り合わせというかタイミングだと思います。私の場合、信用金庫を振り出しにディベロッパー、M&Aブティック、化学メーカーで財務の知見を活かし事業や経営の企画に携わってます。


その間も、所々ベンチャー企業の立ち上げの経験をしていますが、なかなか思うように立ち上がることなく、その都度、会社勤務に戻りながら次の機会を窺っていたというところでしょう。サラリーマン生活の最後は化学メーカーの経営立て直しを行いました。事業の集中と選択を行いながら株価を3倍に高めるという荒業を成し遂げたまでは良かったと思います。


しかし、そこまで遣り切ってしまいますとコーポレートファイナンスの教科書に書かれていること全て(=ベンチャー企業の株式公開を除き)を実戦で体得してしまうことになり、次なる自分の目標をどこに定めたら良いのかが分からなくなってしまいます。また、大手企業という派閥抗争や反目しあう同僚たちの無機質な組織にほとほと嫌気がさしてしまいます。


その時ほど自分が何を手掛けて行くべきか分からなくなり、精神的に病んだ時期はありません。暫くは、あらゆるジャンルの書籍を読みまくったり、講演会に出向いたりしながら仕事もせずに自分探しをしていました。しかし、いま思えばその様な経験は知識としては残るかもしれませんが、実際に人と交わり身体で感じないと生きた言動に結びつかないものです。


そんなことから12年前にある大手音響機器メーカーの役員がスピンアウトして設立したベンチャーでリハビリも兼ねて次なる機会を窺うことにしました。これから自分が何をすべきかを模索しながら、人脈づくりをしていました。林業との出会いもこの時だったと思います
。人間というものは興味本位で気軽に行動しないと感性が磨かれないものかもしれません。


今の社会というものは、論理的思考で頭で考えることが鍛えられますが、暗黙知を活用して直観で感じることが非常に弱いように思います。その眠れる感性を呼び起こすための蓋を取り除くための時間が結構かかっています。自分の遣りたいことより先に自分に出来ることを優先してしまった故に、この10年間に3回起業して3回目にしてようやく腑に落ちます。


もちろん起業は自分に出来ることでなければいけないのですが、それ以前に自分の個性に気付きそれを生かし社会とどの様に関わっていくべきかという意志を持つ必要があります。「
三つ子の魂百まで」という諺がありますが、私の経験からもその様なものだと感じます。起業をするということは、内面にある自分と自分の置かれた環境を擦り合わせる旅なのです。


今日もありがとうございます!
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