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ディベロッパー視点!

皆さん、おはようございます!
いつになく静かな朝です。こうやって自分の気持ちに耳を澄ましながら、今日はどんな事を記事にしようかと考える時間を大切にしています。内面から湧き出てくるエネルギーとでもいうのでしょうか、そこに焦点をあてながら迸る思いを一つずつ確認する時間が大切です。



私のこれまでのキャリアを振り返ると、やはりCFO人財ということになると思います。狭い領域の財務人材というより、経営の立場として数多の事業から構成される有形無形の資源を立体的なポートフォリオとして大局的に俯瞰し、そこに数字を置きながら説明することを持ち味としています。まるで大空を舞う飛行機をその姿勢を示す計器類で表現するが如く。


では、その様なキャリアを持つ人財として、どこを目的地としているかといいますと、来るべき理想とする社会に変えていくこと、理想のまちづくりや地域づくりになると思います。
それは、10年間お世話になったディベロッパー時代の様に不動産を開発して、新しいシンボリックな建物を提供することではなく、新たな社会の仕組みへと改編することなのです。


その意味では、メーカーの様に専門とする事業領域の中で縦割りのサプライチェーンやバリューチェーンを築くというより、それらメーカーを含めた社会に必要な機能をコーディネートしながら、適切にエリアに配していく横割りの視点で経営の均衡を取っていくことだと思います。一定のエリアの異なる業態の事業を司っていくという意味ではまち経営でしょう。


一般的にこの本来の意味でのディベロッパー視点は、他の専門領域を営む事業体に身を置いている方々には理解され難いのですが、まちや地域に必要な住宅、オフィスビル、商業施設
、宿泊施設、娯楽施設など、あらゆる機能を直営するか運営委託により経営を行い、エリア全体で事業採算を合わせるものであり、まちそのものの経営と異なるところがありません。


ディベロッパーと似た業態として鉄道業界があると思います。彼らも鉄道沿線の事業開発に余念がありません。当初は沿線の不動産開発が主でしたが、いまでは移り変わる胴体人口を踏まえ、エリアに必要な機能として沿線住民へ各種サービスを提供する役割を担うことの方が多くなっています。そうやってエリアの付加価値を高めることがブランド力になります。


これからはアスファルトやコンクリートで荒廃したまちや地域を緑で囲まれた過ごしやすい公園や街路という空間にしていく、従来なら公共が司るべき役割をもディベロッパーとしてPFIなどを活用しながら、エリアをリノベーションして行く必要があるでしょう。公益、共益、私益がある中で、共益と私益部分は民間事業者であるディベロッパー担うべきです。


単にハードウエアーのみを整えれば良いというものではなく、これからの役割の大部分はソフトウエア―を如何に構築するかに掛っていると思います。そのエリアで生活をする人々の心の渇きを癒す仕組み創りが求められています。明治維新以降、特に戦後経済体制の中で、私たちが見失ってしまった古くて良きものを取り戻す、新しい理想郷の出現が待たれます。


その為には、これからのディベロッパーは、生活者の方々に身近な存在として、それら方々の心を満たすものでなければならないと考えています。だから、エリアにフューチャーセンターの様な人々の心理的な安全性が保たれ、誰しもが自分自身の思いに気付き、それを他者と共有できる明日の社会を思い描いて行く、新しい公民館的なコミュニティが不可欠です。


今日もありがとうございます!
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