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素の自分に迫る!

皆さん、おはようございます!
大手企業のサラリーマンと中小個人企業の経営者の意識には大きな隔たりがあります。それに気付けないのは大手企業のサラリーマンの方であり、その違いを理解できる視野の広い人財が少ないのが残念です。もっと大手企業も人財育成に趣向を凝らす必要があるでしょう。



これまでの人生の中で、なんとも言えない程もがき苦しんだことが2度あります。1度目は紆余曲折ありながらも昇りつめた?!サラリーマン生活に終止符を打ち、それまで身に纏ってきた鎧を一気に脱ぎ去った時です。もう1度は、営んでいた事業が上手くいかず自ら止める意志決定をしたときです。どちらも素の自分に迫る出来事でしたが今の糧となってます。


回顧録ではありませんが、昨日に続き今日は営んでいた事業を自らの意志で手仕舞いした時の苦々しい経験を思い返してみたいと思います。事業というものは最後の1秒まで自分の責任と意志において完結させるものです。企業は継続して営まれることを前提としていますので、どんなに赤字で資金残高がゼロになっても事業を継続しようと思えば出来るものです。


ただし、赤字で資金残高がゼロになってしまったら、従業員への給料の支払いどころか、取引先への支払いも滞りますので、普通の精神状態を持つ人間なら耐えられず、一般的には逃げ出してしまうでしょう。これが俗にいう夜逃げというものであり、今日でも大方の経営者は事業に失敗したら、夜逃げまがいの状況に追い込まれてしまうことを理解いただきたい。


ところが会社がその様な状況になっても、泥まみれになりながら執拗に事業を追い掛ける猛者が偶に僅かながらいることも事実です。会社の利害関係者からは詐欺呼ばわりして死の淵を彷徨いながらも自分の事業に闘志を燃やし、復活の道を探し続ける経営者です。私は、これまでその様な経営者にお目に掛ったことはありませんが、志が明確であればあり得ます。


世の中の多くの経営者は、自らの意志を客観的に俯瞰していないものです。していないと言うよりも、人間は一般的に余程の痛い目や辛い思いをして、それを素の自分で真正面から受け止める経験でもしない限り、なかなか自分で自分のことは分からないものでしょう。会社がその様な状況になっても打たれ強い経営者は、以前にも似た様な経験があると思います。


以前にも経験があるから耐えられるのではなく、その様な経験があるからこそ自らの志や意志を客観的に俯瞰することが出来るようになったと見るべきでしょう。私の失敗は、40歳代半ばに素の自分に嫌というほど向き合ってきて志や意志が明確に定まっていたにも拘わらず、運命の悪戯か自分の意志に反する事業に手を出してしまったことに尽きると思います。


もちろん、どの様な状況であっても事業を営む者として、全ての責任は自らがとらなければなりません。会社がその様な状況になりますと、全ての利害関係者の態度は一変して牙を向けてくると言っても、あながち間違いではありません。その様な状況の中で、逃げ出すことなく、さりとて深追いして攻めることも出来ず、一つずつ紐を解いて行く選択をしてます。


この時ほど責任に向き合ったことはないと思います。40代の出来事と比較しますと、それぞれ異なった意味で辛い思いをしましたが、社会との関わりの中で自分と向き合わざるを得なかったという意味では、社会の厳しさを身をもって知る経験だったと思います。この時の経験から、自分の意志と知見がオーバーラップする事業に傾注する様になったと思います。


今日もありがとうございます!
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