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地域経済を元気にする!

皆さん、おはようございます!
経済の基本は地域にあり、その集積の結果として一国の経済が成り立っていると考えます。グローバル経済の進展に目を奪われ見失いがちですが、地域の一人ひとりが輝き、自然環境と人間社会を持続的に発展させて行かなければ、それも砂上の楼閣となってしまうしょう。



経済の基本は地域毎の自然環境との相互作用にあり、天然資源を活用してそれを暮らしに必要な物資として活用し、必要なくなれば再度、自然界に戻し自己完結する循環過程にあると思います。しかし、産業革命以降、企業の目覚ましい発展により資源が地域を超えて移動する様になり、その循環過程が乱され行き場を失った産業廃棄物が社会問題となっています。


また、市場が司る需給バランスの制御機能は完全ではなく、企業は供給者の論理で需要を遥かに上回る物資を生産し続けることにより、過剰となった物資が巷に溢れかえっているという現実があります。地域経済は、資源を企業に提供し物資を消費するというバランスが大きく崩れ、いまや物資の消費地となってしまい資本支出ばかりが目立つようになっています。


更には、グローバル経済の下で、その不均整が更に顕著となり地域経済の活力を損なう結果となっています。この顕在化した問題を解決して行かないと、一国の国力が地盤沈下を起してしまいます。それは誰しもが知っており、政策的に地方創生という財政出動によるばら撒きやインバンド旅行者の呼び込みを試みましたが、その効果もなく失敗に終わっています。


どうすれば現状を打開できるかは、各地域に固有の産業を創り、地域外に資本が流出することを食い止め、地域内で資本が循環する、若しくは地域外から資本が流入することを考えなければいけません。マクロ的な観点からグローバル経済が進展して行くのと同時に、地域経済を元気にすることが大切です。その意味で、中央集権から地方分散が望まれるでしょう。


グローバル経済に飲み込まれてしまっている地域経済に活力を取り戻すべく、いま一度、地域が持つ有形無形の資源に目を向けて、事業を再興し仕事を増やしていくことが不可欠です。これまでの地域毎に棲み分けを図った分業体制ではない、それぞれの地域が独立した経済を確立することが必要です。各国でも新自由主義が機能しないことに気付き始めてます。


日頃、地域の中小個人事業に深く関わっていますと、地域経済衰退の理由が手に取るように伝わってきます。それを食い止めようと地域通貨などの事業を起す方々も増えて来ていますが、やはり通貨というものは実物経済が確立されて初めて機能するものです。まずは地域の資源に目を向ける必要があります。資源には衰退した事業をも含め多様なものがあります。


旧態依然とした事業であっても、見方を変え新しい概念を確立できれば、新しい事業の可能性が生まれるばかりか、観光資源として捉えることも可能でしょう。事業を点として見るばかりでなく、面として広げていくことも必要だと思います。その為には、地域事業のマーケティング力を強化し、ITを活用して業務を効率化し事業を再構築することが不可欠です。


その様な思いで「まちビジネス(=地域事業)」に関わり「まちづくり」に関わっていくことが使命だと受け止めています。これまでの常識に捉われることなく、物事の本質を追究して、奇をてらわずあたり前のことをあたり前に行っていけば、きっと道が開けることでしょう。経済というものは企業の為ではなく、地域に暮らす一人ひとりの為にあると思います。


今日もありがとうございます!
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