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まちビジネスCFO!

皆さん、おはようございます!
名刺とHPの構成内容を変更しなければと考えています。自分一人で始めた事業にも賛同してくれる仲間が増え、会社として目標とすべきことと自分に出来ることが混在しているからです。一人で出来ることには限りがありますが、こうやって事業は成長していくのですね。



仕事の領域を説明する際、よく貸借対照表の勘定形式(=俗にいう「T」)になぞらえて左側の事業ではなく、右側のファイナンスでもなく、その中間に位置する「I」軸であると言うことがあります。その真意は、事業を理解し、財務をも理解する、その両方に目配せができることを意味するからです。また、ネイティブに操る言語は数字ということもあります。


財務数字を預かる身として最大の醍醐味は、事業における定性的なニュアンスをどう数字で表現し描き出していくかということにあります。負債資本であるファイナンスは、数字に遊びがないというか、1は1でしかなく端的な数字を表すことに留まりますので面白みに欠けます。その事業側の数値とファイナンス側の数字を如何に橋渡しするかが腕の見せ所です。


具体的には事業の必要資金を円滑に調達すべく、事業状況や可能性を嚙み砕いてどう資金の出し手に説明していくかということに留まらず、M&Aなどにより事業を融合させた場合にどの様な化学反応が起きて相乗効果が発揮されるかなどを数値で表現していくことになります。必ずしも財務諸表に表現されない、事業を営む方々が持つ経験知にまで目を向けます。


それが私の中での企業財務とサイコロジー(=心理学)の融合なのかもしれません。やはり事業というものはそれを営む方々の経験知が最大の事業資源であり、それを機械や装置に化体して収益の源にすることはあっても、その拠り所は人間の英知であり奥深さを感じざるを得ません。その経験知という資源を見出し、どう融合させて事業に結び付けていくかです。


財務諸表は過去から現在に繋がる有形無形の資産をどう表現するかに過ぎませんが、それでも財務諸表に記載されることのない英知という資産にも目を向けられるかどうかで、その表現方法の厚みが異なってくるものです。また、将来に向けた事業計画を描き出すときは、それら無限の可能性を持った有形無形の資産をどうオーガナイズするかまで考えが及びます。


人間の可能性は無限だと思います。事業に携わる方々も気付いていない可能性をどう引き出すべきかまでを考慮に入れますと、事業というものは果てしなく広がって行くものです。事業に携わる方々個々人の思いを投影させて、社会との関わりの中で営む事業の存在意義を明確にすることも、個々人と事業の志を一つの方向に向かわせ相乗効果を発揮するものです。


その様なことを考えながら、新しい事業を構想したり、既にある事業を構築し直したりしています。そして、それを事業の利害関係者に効果的に説明すべく事業計画に纏めていくプロセスが最大の楽しみかもしれません。また、実際に走りながら新規事業や事業再構築を行い最終形に近づけるべく試行錯誤していくことが、事業計画本来のあるべき姿だと思います。


終わりのないビジネスの最終目的地は、利害関係者にとっての価値を最大化することに尽きると思います。それは、表面的な株価という経済価値に留まらない、もっと奥深い貴重な事業資源のポテンシャルを引き出した結果、描き出される経済的価値の最大化と言い換えることが出来るでしょう。それが、まちビジネス(=中小個人事業)に携わり感ずることです。


今日もありがとうございます!
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