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資本主義経済の矛盾を埋めるもの!

皆さん、おはようございます!
今日から10月がはじまりますね。天気も良く、思わず秋を感じに出かけたくなります。
四季折々を五感で感じられるって幸せだと思いませんか。
この感覚が、日本人ならではの森羅万象を尊ぶ繊細な感性を育んでいるのですね。


今朝の日経トップ記事は「東芝解体_迷走の果て」、インパクトのある特集記事です。
驚きますのは、このご時世にありながら、東芝の売上の半分以上が官公需要だそうです。
50年前からタコつぼ化した縦割り組織、派閥経営、官への依存体質があり、今までに何度となく統治不全に陥ってきた歴史があるようです。


銀行、政財界、役所の横やりを受けやすい体質と官民一体の意思決定メカニズムが蔓延しており、自主的な企業統治がなされてこなかったことが、23百億円もの利益水増し粉飾決算、そして米原子力子会社ウエスチンハウス買収による1兆円を超す減損処理問題に繋がって来たと言えます。


日本の経済は、戦後の護送船団方式により産業育成を図ってきた期間が長かったせいか、欧米の様な本来の資本主義経済下の株式会社制度により自浄作用が働く企業統治とも異なった、大所帯のお家型組織を育んで来てしまったようです。働き方改革の中で残業問題がクローズアップされていますが、本質的な根っこの部分は一緒ではないでしょうか。


以前、石川島播磨重工業会長の土光俊夫氏が東芝立て直しのために招き入れられたことがあったとは知りませんでしたが、当時から官僚的な組織で、従業員が自主的に仕事に取り組む風土が希薄であったとの記録があります。この様な組織風土で推察できるのは、社員の業務範囲も行き過ぎた機能分化により仕事の達成感が得にくい殺伐とした景色です。


私は、ブランド物には疎く縁が少ないのですが、フランスのエルメスをご存知かと思います。革製品のほかに、シルク、家具、洋服等16種の製品カテゴリーを持つそうです。
このエルメスブランドを支えるのは、類まれな手仕事によるクオリティーにあり、職人の技術力、上質な素材の調達力が源泉となっているそうです。


工程はすべて一人の職人が一つの製品の全工程を担う手仕事であり、完成品には製造年月日とともに職人が刻印を入れているそうです。今風の言い方をすれば、厳格なトレーサビリティを履行しているということになりますが、それ以上に作り手である職人にとって何よりも仕事の達成感を得られ、自らが作り出した製品に愛情が宿ります。


資本主義経済は生産設備の私的所有と経済的な利潤追求を基礎とした経済体系です。産業革命以降の工業化社会と一体化することにより、企業は規模の拡大の道をまい進し、ミクロ的に組織運営を見ますと業務の効率化、標準化、機能分化を推し進めてきた歴史であったと思います。


あらゆる社会的な課題を株式会社という機能で解決すべく挑んできたと言えますが、マスプロダクトを前提とする企業の仕組みが全ての社会的な課題を解決できるかというと限界がある様に思えます。消費者の購買動向をみても、規格化されたマスプロダクト製品だけではなく、自らのライフスタイルにあった私ならではの逸品を欲しています。


また、里山資本主義ではありませんが、自然環境、人間関係、家事等、必ずしも金銭換算が出来ない経済事象もありますので、金銭換算可能な経済行為を守備範囲とする資本主義経済の下でも、里山資本主義的な経済との両方に価値を見出し、社会の効用を最大限に高めて行くことが必要なのではないでしょうか。


東芝の様な大企業では、論理的なロジックがなければコミュニケーションが出来ない企業風土になっているのではないかと思います。科学も、資本主義経済と同様に、社会で起きていること全てを科学の力で説明することは不可能です。最後は、直感や五感に頼って判断しなければならない人間的な部分を大切にしなければいけないと思います。


日本は、日本的な資本主義経済が存在している様に思います。情報技術の進展により、様々なところで社会の仕組みが変わりつつあり、個々人が様々な情報に触れることにより、社会の矛盾を感じはじめています。これからの時代、自分の気持ちに素直になり、自分らしく生きることが結果的により良い社会を育むことになるのではないでしょうか!


今日も、お付き合いを頂きまして、ありがとうございます!

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