誰にも聞けない経営戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

日本郵政10年に思うこと

皆さん、おはようございます!
いつもご覧頂きましてありがとうございます!!
毎朝5時に起床しますが、10月にもなりますと5時はまだ夜さながらですね。
今日は曇り空のせいか、特に暗く感じました。。


日本郵政も民営化されて10年が経過するそうです。その間に株式を公開し、上場企業としてのセオリーとして成長戦略を模索しましたが、豪州物流会社、野村不動産ホールディングスのM&Aはともに不発で終わっています。全国に2万4000もの地域郵便局がありますが、この資源を如何に活かせるかが成長に向けた要点ではないでしょうか。


企業の成長は、いくらテクニカルに外部企業を買収したところで、自らの本業を活性化させて投資(=費用)対効果を最大化しない限り望めません。
利用者として今の郵便局を利用していますと、接客態度こそ礼儀正しくなったと思いますが、仕事の進め方は未だにお役所と変わらず、伝票類も従来と変わらず複雑ですね。


いまホテルでは、フロント業務のシステム化が進んでいます。先端を行くホテルでは人間と見違うほどのAIロボットが接客をする様な時代です。
それと比べましても、郵便局は豊富な人的資源を新たなサービスや事業の創造に振り向けなければいけないのではないでしょうか。


そもそも、日本全国にある郵便局という地の利と郵便局員が最大の経営資源という会社です。これを本社主導で一律に運営しようという考え方自体に無理があります。地域地域に個性があり、郵便局に対して望まれるものも異なっています。思い切って、郵便局の経営を郵便局長に権限委譲し、個性豊かな郵便局を創造しても良いのではないでしょうか。


「ALWAYS三丁目の夕日」の様な、国民が一丸となって戦後の満たされていないモノを「夢」として追い求めて行く情景が記憶に留まっている方も多いのではないでしょうか。モノを満たすために大量生産を目指して、個々人が力を合わせてモノづくりに励む、そんな人間臭さのある時代でもありました。


日本では国策として重工業に資本を集中投下し、自動車産業、家電産業といった消費財生産へと波及させています。当然のことながら、企業も日々拡大成長して行く中で、人海戦術により売上拡大を目指してきたことが想像つきます。そして、技術の高度化と業務の効率化による利益の最大化に向けた変遷を辿ってきています。


モノが行き渡ってしまった今日においては、如何に消費者が望むものを探り提供できるかという時代に大きく変容しています。消費者も、物量的な豊かさを満たすのではなく、ライフスタイルの様な精神的な豊かさを満たすコトに対する欲求は旺盛です。企業も消費者の欲求に応えるためには、マスからパーソナルに焦点を変えて行く必要があります。


その様に考えますと、社会の仕組み自体が生産者主体のマス社会から、消費者主体の個社会に移り変わっていますので、個々人が暮らす場所、地域、空間との関わりがこれから重要になってくると思います。その意味からも、郵便局が持つ全国の地域拠点が持つ意味は非常に大きいと思います。郵便局の競合はコンビニエンスストアではないでしょうか。


地域に密着した中小企業は全国に400万社、日本の企業に占める割合は97%にも達すると言われています。この中小企業も戦後の大量供給型生産体制に長らく組み込まれて来た為、市場環境の変化により転換点に立っていると言えます。今までは、大手企業向けに部品を生産していれば良かったのですが、その大手企業のモノが売れません。


私の知る過疎地域では、補助金を前提に事業を考える悪しき習慣があります。通常であれば、新たな設備投資をすれば、それに見合う売上ないし利益が享受できる目算があって行われるべきです。ところが、事業採算を考える以前に設備投資を決めてしまい、不採算となれば、また補助金で補てんすればいいという様な考え方が見え隠れします。


その様な中でも、地方地域の中小アパレルメーカーを見ていますと、それまでの大手依存体制を見直し、オリジナルブランドを立ち上げて、直接、消費者にアクセスることにより復活を成し遂げている事例が増えてきています。自らが持つ品質の高い技術と地域性を上手くブランドとして転換している所に共通点が見い出せます。


中小企業には、大企業の様な潤沢な人的な資源はありません。一方、中小企業には、その事業がコンパクトだからが故に、事業全体を客観的に俯瞰できる長所もあります。昨日のエルメスの話しではありませんが、モノの生産を分業体制で行うよりも、一人で一気通貫で生産した方が、味のある質の高い製品を作ることが出来るメリットもあります。


地域の郵便局も含め、中小企業が今一度、自らの持つ経営資源を見極め、地域で望まれているものを新たなサービスや事業として提供する、というセオリーを愚直に実践して行けば、新たな活路が見い出せると思います。地域にとっても活気が出て、日本全体が新たな仕組みへと転換するのではないでしょうか。






×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。