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日々のスタンス!

皆さん、おはようございます!
まだ先だと思っていた長男の結婚式も来月に近づき、花嫁のご両親との顔合わせや、披露宴での家内の衣装選びなど、なんとなく気忙しくなってきました。今週末と来週末には、産業カウンセラーの筆記と実技試験を控えていますが、なかなか試験勉強まで手が付きません。



日頃、現代社会における行き過ぎた資本論理について、やや辛口の意見をブログに記すことが多いのですが、特に資本主義を批判するイデオロギーを持ち合せている訳でもなく、寧ろ良くも悪くもノンポリに近いかもしれません。あまり一つの枠組みの考え方や見方に捉われてしまうことが好きではありませんので、その意味ではリベラルな発想を心がけています。


今という社会を客観的に俯瞰していますと、様々な課題が浮かび上がってきます。ビジネスマンとして生きている限りは、それを事業を通して改善して行きたいと日々考えているに過ぎません。その時の発想の原点にあるのが、生活する人々にとってより良く笑顔に満ちて幸福に暮らして行くためには、どの様に社会の枠組みを変えていけば良いかということです。


いま、やはり一番懸念しているのは、株式を公開している企業をはじめ、株価を高めることや増収増益といった財務数値に固執し過ぎていることです。私自身、40歳半ばまでサラリーマンでいた時、そんな資本の論理という呪縛に捉われ、率先して利益や株価を高めることを目的に様々な手を打ってきましたが、目的と結果を履き違えていたことを反省してます。


確かに企業は存続して行かなければならない存在ではあるのですが、それは企業という枠組みとして社会との関係において、どれだけ価値のある商品を提供できるかによって生かされるものであり、自らのエゴによって生かしていくものではないでしょう。その為には企業として存在意義を明らかにし、それを広くステークホルダーと共有していくことが必要です。


これまでは、単に企業が大きくなればなるほど資本が集中し、ますますスケールメリットを享受し格差が広がる社会であったと思います。しかし、これからは工場や機械装置といった有形の資産が富を生み出す時代ではなく、知恵やアイディアといった人的資本による無形の資産が富を生み出す時代です。金銭としての資本ではなく、人間そのものが注目されます。


それは企業主体の社会であった枠組みが、人間(=生活者)主体の社会に移行することを意味すると考えます。人的資本の効果を最大限高めることは、生活者自身が生き甲斐もって溌剌と暮らしていくことでしょう。生活者のモチベーションが高まった時にはじめて最高のパフォーマンスを発揮するからです。結果、企業のあり方も変わらざるを得ないと思います。


それでは知的資本をもって資本を集中させつつあるGAFAをどう捉えるか。アップルの時価総額が東京証券取引所で取り扱う株式時価総額の半分に迫っている現実について、このまま一本調子で成長し続けることはないと思います。それらの企業で働く生活者たちの生きる目的を維持するには、企業としての規模が大きければ良いということではないと思います。


また、有形資産から無形資産を拠り所とする企業に時代が移行する過渡期であることから未だ競合が少ないということもありますが、本格的な情報化社会において生活者から支持を得る必要がありますし、共創していかないと本当の意味での需要を掘り起こすことが難しいでしょう。これから、まちビジネスがどう興隆してくるかも、一つの鍵になることでしょう。


今日もありがとうございます!
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