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自然(じねん)経営!

皆さん、おはようございます!
誰しにも内に秘めた情熱、エネルギーがあると思います。それを自らが目標とする「夢」と重ね合わせた時に、はじめて色々なことが実現できるものでしょう。決して力むことなく自然体で一点に集中することにより、運気までが呼び込まれてくるものなのかもしれません。



漢字で自然と書きますと、一般的には「しぜん」と読みますが、元々あった日本人がもっている感覚と区別して「じねん」と読むことがあります。自然(しぜん)とは、人間の世界の外にある自然界、山とか川とか海とか、そういう外にあるものとして捉えているnature(=ネイチャー)なんですね。1800年頃に日本に入って来た比較的新しい概念です。


これに対して自然(じねん)とは、自分とか人間も自然の中に全部含まれているある状態の中で捉えている言葉なんですね。自然界のメカニズムの中に人間自身も包摂されている点が自然(しぜん)との違いになります。欧米的な自然(しぜん)の感覚からしますと、ややもすると人間が自然界に対して働きかける、とか人為的に操作する対象になってしまいます。


日本人が持っていた感覚として、自分も自然の一部であるので、自然に身を委ねながら本当の意味で自然界と共生して行くことになります。自然界というものは、絶えず進化していますので、その環境に合わせて人間も進化し続けるという様な意味で捉えることが出来ると思います。自然メカニズムに反する行動をするとエネルギーを費やすばかりで徒労に終わる。


感覚的にその様な経験をされている方も多いものと思います。事業を営む場合にも、自然の法則を超えて力づくで物事を進めようと思っても決して上手くいくものではありません。ある意味、自然の流れに身を委ねながらその時々の経営者の感性に従って判断して行く方が、無理のない効果的な経営が出来るものだと思います。人間の動物としての感性を発揮する。


元々、人間には持って生まれた動物的な感覚的能力を持っているものです。しかし、現代では理知的に頭で考え、判断しようとする帰来があります。言い方を変えれば、暗黙知に通ずる経験知に対して形式知があると思います。現代の経営においては、形式知に物事の判断を頼り過ぎてしまい、未だ概念化されていない動物本能としての暗黙知が活かされてません。


言い方を変えれば、目先の損得にばかり目を奪われがちで、内面にある素の自分の心の声に耳を傾けることがなくなってしまっています。それでは、事業を誤った方向に導いてしまいます。現代の企業経営における、株価を追い求めることを唯一の目標とすることは本末転倒であり、そもそも事業が何のために存在しているのかを充分に突き詰める必要があります。


事業というものも、広い意味で自然メカニズムの中に組み込まれており、その摂理の中で本当に社会で必要とされているものを提供して行く必要があります。その為には、経営者をはじめ、そこで共に働く方々が自然体で自分の内なる声に耳を傾けて、素直に行動することが必要だと思います。効率を求め、無理矢理ベクトルを合わせても無理が生じてしまいます。


ピラミッド型階層組織というものは、大変に合理的な体制だと思いますが、必ずしもそこで働く個々人の持って生まれた動物的な能力を最大限に発揮できるものではありません。望まれるのは、もっとオープンでフラットなプラットフォームであるべきでしょう。その様なプラットフォームの上で、各々が自律的に思うがまま行動して行くことが望まれるでしょう。


今日もありがとうございます!
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