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マイ・パーパス!

皆さん、おはようございます!
年末の晴天のせいか、都会にそびえ立つ朝日を浴びた近代的摩天楼が美しく存在感を醸し出してました。若い時にこんな街並みづくりを手掛けたいと夢見たこともありましたが、いまではそこを行き交う人々の晴れやかな笑顔を見るために自分が何を出来るかを考えてます。



私の思いの原点は、人々が利害関係に捉われず楽し気に交流する社会を実現することにあると思います。幼少の頃より、その様なコミュニティの場に居合わせることが好きであったこともありますが、自分で能動的にその様な関りを追い求めるようになったのは、高校時代より始めたサイクリングで全国を津々浦々巡りながら地域の人々の温もりを感じだことです。


社会に出るときも、そこまで明確に意識をしていなかったかもしれませんが、地域の人々が交流するサポートが出来たらいいなと思っていました。運命のいたずらもあり実際に選んだ職業は信用金庫でしたが、まちの賑わいを資金面から支えるサポーターとして、地域のお客様を御用聞きのようにお伺いさせて頂きながら信頼を一身に集めた楽しい記憶が蘇ります。


その時の気持ちが高じて、自分の手でまちづくりをしたいとの思いから飛び込んだディベロッパーでは、ファイナンスや事業企画といった職務に活路を見い出し駅前複合商業施設開発に邁進したものの、バブル経済の崩壊により一転して会社再建や事業再構築の道に飛び込むことになります。それは、その後のサラリーマン生活を終えるまで続けることになります。


年齢に拘わらず、案件を任され自律的に責任を持って職務を全うしてきた経験は、教科書に描かれているような狭いファイナンスの世界に留まることのない、生きた経営としてのファイナンスを身に付ける絶好の機会であったと思います。大学院にまで通いファイナンスを体系立てて学べたことも、それまでの我流の経験を整理し直すという意味で貴重な経験です。


それよりまして、どんなに業績の悪化した事業資源であっても、この社会に生み落とされた限りは存続させて初めてその存在価値を見出すことが出来るという信念にも似たポリシーを持って、物事の本質を直視して真正面から事業再生に励んでこれたことは、現在の私の血肉となっています。経営のエゴにも似た効率一辺倒の考えに対して疑問を持つに至ってます。


その意味で、会社の方針に迎合せず、誰もが予想だにしない課題を解決してきた経験は、会社組織というものが標準化された分業体制の中で業務を回している中で、大局的な視点で課題を俯瞰することの大切さを経営陣に知らしめる機会にもなりましたが、調和を乱す出る杭は打たれるものです。経営に君みたいな人財はわが社には存在しないと言わしめています。


振り返れば、経営としてのファイナンスの世界に傾注する様になってから忘れていたことがあります。自分の技術・ノウハウを磨くことは、自身の暗黙知を形式知化する手段として大切なことなのですが、それは方法であり目的ではないということです。それまでの会社人生を通して「なに」をするかに捉われていましたが「なぜ」それをするのかが欠けています。


方法を目的化してしまいますと、いずれ立ちはだかる壁に突き当たることになります。そこから自分探しという道に迷い込み、自ら事業を起こしながらも自問自答を繰り返す中で気が付いたことは、自分が社会との関わり中で何を成し遂げたいのかということです。会社という枠組みを度外視し素の自分を見つめ直し、自分ならではの「志」を明確にすることです。


今日もありがとうございます!
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