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アート感覚の大切さ!

皆さん、おはようございます!
人間の数だけ個性が存在していることに魅かれ、飽きさせません。人間の個性はまた、地域環境の中で育まれるものであり、その地理的、自然的な特性を生かした営みが繰り広げられています。その地域に住まう人々が力を合わせて力強く生きている姿に感動させられます。



人間は生きる上で様々な経験を通して言葉だけでは表現のできない暗黙の知識を内面に蓄えていると言われています。機械では計測判断ができない寸分の狂いのない精度を感じ取る力を職人が持ち合わせていることなどは良く知られていることです。暗黙の知識とは、人間が五感をフルに活用して身体に宿らせた総合的な知識であり、性格と相まった個性でしょう。


それを表現させる為には、言語だけでなく、ものづくりであったり、楽曲であったり、絵画であったりするなど、様々な方法があると思います。人間として生きる限りにおいては、何らかの形で暗黙の知識をアウトプットしながら、社会に参加していくことが望まれます。寧ろ、その個性を積極的に生かすことによって糧を得ながら生活をしていくことが現実です。


暗黙の知識と対比される言葉として、形式の知識があります。形式知とは、暗黙知が表出されて他者との間で共有されている状態の知識をいいます。暗黙知を形式知として化体させていくプロセスほど、苦しく難しいものはありません。形式の知識とは、人間が持つ知識の氷山の一角であり、その多くは暗黙の知識のまま身体内部に蓄えられたままとなっています。


いまの社会には様々な形式知が蓄積されていますが、それは弛みない人類の努力の結果だと思います。人々の間で個々人が持つ暗黙知を共有していくためには、まずは人間としての相手を尊重して、相手が暗黙知を表出していくプロセスを一緒になって理解する必要があるでしょう。そのプロセスは相手と「共感」によって、はじめて実現するものかもしれません。


その結果として、様々な文学作品、芸術作品、科学技術、諸学説などが確立されてきた訳です。人間というものは、ロジカルな生き物のように見え、実は感覚的な動物なのかもしれません。社会一般に他者とコミュニケーションとるには、ロジカルに表現して行かなければ相手に受け取って貰えません。ここでいうロジカルとは形式知で説明していく事を指します。


しかし、暗黙知というものは本来、個人の意識として認識されているものでなく、それを個人の意識として腹落ちさせる為には、やはり自分以外の他者とのやり取りが不可欠です。他者とのやり取りは、必ずしも言語でなくとも良いと思います。絵に描いてみせたり、ジェスチャーであっても相手に通じれば良い訳です。相手に受け止めて貰うことが大切なのです。


将来に向けて自分がいかに生きるかということも、暗黙知を踏まえていると考えます。よく人生の理念などという言葉を使いますが、潜在意識を顕在化させ自分自身でそれを意識していますと、自然と身体がそちらの方向に動いて具現化するものです。日々の仕事の喧騒や忙しさに感けてばかりいずに、時として自分の内心の思いに耳を傾けることも必要でしょう。


それをどう描き出すかがアートそのものだと思います。アートとは、なにも芸術家のみに委ねられたものではなく、生きている限り誰しもが潜在意識を自己表現していくことが必要です。いまの社会問題は、その様な普遍的なアート活動を軽視しがちであり、顕在化された知識のみで物事を判断しようとすることにあります。もっと内面の声に耳を傾けるべきです。


今日もありがとうございます!
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