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情報化社会の本質!

皆さん、おはようございます!
見上げると大空が広がり、形を変えながら流れゆく雲の眺めに、子供の頃から心躍るようにワクワクとさせれれたものです。世界の地域どこもが同じ空でつながっており、同じ空を見ることが出来ることに思いを馳せて、いつか見果てぬ街を訪れてみたいと思ったものです。



事業の大小に拘わらず、将来を見通すことのできない不透明な時代的背景の中で、どの様な目的をもって事業を営んで行くかが問われていると思います。これまでの産業革命を起源とした経済の近代化は、モノが不足する時代であったため、企業はスケールメリットを追求して、単一のモノをひたすら大量生産すれば社会に便益をもたらすことが出来たのでしょう。


ところが、生活者にモノが行き渡り、その便益も臨界点に達した現代では、企業もひたすら効率性を追求して標準化されたモノをつくり続けるこれまでの経済活動を続けることに戸惑いを感じているのではないでしょうか。確かに新しい技術革新によって、社会の構造が根底から変わらなければ、これからの新しい社会的な需要が生まれて来ないのかもしれません。


でも、実は今という時こそが、産業革命にも劣らない変革期に差し掛かっているのではないかと思います。情報技術の進展が、生活者の価値観や求めるものを根底から変えており、これまでの慣習や常識といったものを覆している最中にあるものと感じます。確かにモバイルフォンの発明がその背景にあり、多様な個性を認める社会へと加速し出しているでしょう。


単なる携帯電話機器として捉えれば、情報技術が携帯電話というモノを大量に供給することを実現した、これまでの経済構造と何ら変わらぬ現実を見ている様にも受け止められます。
しかし、それにより社会はモノを追求する社会から、コトを追求する社会へと確実に変化していることに気付かされます。コトを欲する社会からココロを欲する社会へと変わります。


それは、ただこれまでの社会システムを情報システムに置き換えるDX(=デジタルトランスフォーメーション)では捉えきれない(=生産性を高めることだけに留まらない)、社会の心理を大きく揺り動かす現実だと思います。未だ見ることのない情報(=知識)を人間が得ることにより、それを糧として人間がまた知識を再生産する知識創造社会への変化です。


人間は、本来、AI(=人工知能)などとは比較のできない創造力を持ち合せているものです。情報社会の到来によって、いままで個人では得ることのできなかった情報を見聞きすることが出来るようになり、それを踏まえ創造力が掻き立てられるようになります。物事を創造するためには、それを解釈して自分なりのテーストを付ける自分の芯が大切になります。


その意味では、人々が織り成しながら自分の考えを表現し、各々の経験知(=暗黙知)を形式知という一般化された概念に昇華して行くプロセスが大切な時代になることでしょう。その為には、個々人が一定の枠組みに捉われることなく、自由に多様な個性を表現して行くことが望まれます。そして、そこで得られた情報を改めて自分なりに解釈して表現して行く。


それが知識を再生産するということです。人間が存在するところ全てに知の生産が行われるループが描かれ、それが互いに影響し合い更に新しい知識が生産される社会システムへと変わり行くとでしょう。これまでの工業化社会システムが無くなるわけではありませんが徐々にその成りを潜めて行き、有意義な情報に対してお金を出すそんな社会になると思います。


今日もありがとうございます!
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