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新しい時代の働き方!

皆さん、おはようございます!
カーボンニュートラルなど住まう地球環境の変化、情報社会到来による産業や企業を取り巻く環境の変化など、私たちが脈々と築き上げてきた社会の仕組みやそれを前提とした価値観が大きく音を立てて崩れ去ろうとしているように感じているのは私だけではないでしょう。



これまでの働き方は、企業にヒト、モノ、カネを集中させ、商品を大量に生産し供給させることがあたり前のことだと考えられてきたと思います。経済合理性という名の下、あらゆる事象を標準化していき、単位当りの生産性を高め、享受した利益を再生産へ廻すことにより企業も継続的成長を遂げ、そこで働く人々の給料も定期昇給した時代であったと思います。


そこでは、時間あたりの生産性が働き方を評価する尺度だったと思います。それは製造業において大規模な生産設備を如何に効率よく稼働させるかが一義に考えられており、それを支える働き手も同じ考え方により管理されてきたと言えます。究極は、ピラミッド型階層組織にすることにより上意下達方式で運営するという現在のマネジメント形態に繋がってます。


しかし、それは直線で変化が少ない事業環境において機能するものであり、将来を見通せない変化に富んだ環境では、全体最適の非効率性の方が小回りが利かず際立ってしまうものです。情報技術の進展により、誰しもが平等に情報を得ることが出来る状況の中で、必ずしも経営に情報を集中させる組織にする迄もなく、部分最適で対処する方が理に叶っています。


働き手の価値観も多様化し、新卒一括採用から終身雇用に至る過程で組織集団の一員として価値観を共有していくことも難しくなっています。この様な背景の中で、必ずしも規模の経済を追い求めることが唯一絶対ではなくなりつつあり、働き手にとっても会社勤めすることが豊かさを享受する必要十分条件ではなく、自身の価値観を大切にする姿が垣間見れます。


これからの時代、企業中心の社会から働き手(=生活者)中心の社会へと移行することが考えられます。働き手個人が自らの生きる充実感を実感できる社会にならざるを得ないと思います。企業も自前主義で孤軍奮闘しながら自らを維持していくことが難しくなっていくことでしょう。プロジェクト単位で機動的に自らを運営していかなければならないと思います。


その様な状況を背景に、働き手と企業との関係も今までの慣習や価値観では考えられない大きな変化が生じるのではないでしょうか。必ずしも働き手が時間で企業に拘束されることなく、働き手が持つノウハウやスキルを適宜プロジェクトで発揮して貰うというテンポラリーな働き方に変わるのではないでしょうか。働き手は、その様な仕事を複数持つという様に。


その様な仕事のあり方が企業という壁を超えて行われていく。企業にとっても、これからは他者との連携により新しい事業や商品を生み出していく時代ですから、そうした働き方をする人々が企業間の関係を司ってくれることに前向きなるはずです。そうしますと、働き手は企業からの指示命令によって働くというより、個人事業者の様に自律する必要があります。


自律的に働くということは、企業が理念を持つように、働き手も先ずは自らが蓄積してきたノウハウやスキルと同時に自らが社会との関わりの中でなにを成し遂げていこうとしているのか自己理解を進める必要が出てきます。それが働き手にとっての価値観に直結する部分です。恐らくこれから5~10年後には、これまでの働き方が大きく変容することでしょう。


今日もありがとうございます!
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