皆さん、おはようございます！
今の社会というものは、その時々に生きた方々の叡智により築かれ蓄積された結果であると思います。今という時代が、脈々と続いた積み重ねの大きな過渡期に差し掛かっているのであるなら、私達はこれまでの慣習に捉われず自由な発想で一歩を踏み出さねばなりません。

スキルやネットワークよりも大切なものに自己理解があると思います。自らが社会との関わりの中で、何に関心を持って成し遂げて行きたいかという、個人の価値観に基づく展望を知っていることが必要です。それがなければ、どこにスキルやネットワークを生かしていくべきかが見えてこないからです。会社でいえば、理念やビジョンにあたるものだと思います。

いまの社会は、高度に複雑化したシステマチックな成熟した管理社会だと思います。その様な社会の中で生活をしている私たちは、その仕組みの中で順応することばかりに目を奪われがちとなり、息苦しささえ感じてしまうのではないでしょうか。そう感じるのなら、やはりいまの社会の枠組みというものは、我々に適しておらず変革して行く必要があるでしょう。

目に見えない相手に対し、私たちがどの様に立ち向いながら変革を促していくか。そんな雲を掴むような話は出来る筈がないという言葉が聞こえてきそうです。しかし、そう考える前に、私たち個々人が理想とする生き方、社会のあり方を思い浮かべて、一歩を踏み出すことではないでしょうか。その結果、人々が考える総意として世の中が動くものだと思います。

私は、会社に勤めていらっしゃる方々、中小個人事業者の方々に夢をもって仕事が出来る社会に変えて行きたいと考えています。生活の糧を得るために、社会の矛盾を目を瞑って飲み込むことも必要なのかもしれませんが、その様なことばかりをしていたら精神的に疲弊をしてしまいます。全ての制約を一度度外視してありたい自分の姿を思い描く必要があります。

その様な自由な自分になれた時に、人間が持つ力は底知れぬものがあるのではないでしょうか。自分のありたい姿という自己理解があって初めて、そこに向けた努力がはじまられるものと思います。自らが持ち得るスキル、ネットワークを活用して、好きに遣りたいことをやってみると良いでしょう。副業や兼業という、ありがたい制度も広まりつつありますので。

いま中小個人事業の再構築に面白みを感じています。経営者と事業が表裏一体となっており経営者の意識（＝自己理解）次第で如何様にも事業を変えていくことが出来るからです。いままでの事業の資源を見つめ直し、それを活かして経営者が夢を実現していくフィールドがそこにあります。これからは単体で事業を推進していく時代ではなく協業も必要でしょう。

また、中小個人事業というものは地域と密着していることも見逃せません。地域の中小個人事業が他の事業者と連携しながら元気よくなれば、結果的に地域も元気よくなるからです。
そして、その地域に住まわれる会社に勤めていらっしゃる方々が、自ら持つスキルやネットワークを持って、その様な地域活動に参画して頂く循環構造を創っていければと思います。

その為には、地域に暮らす事業者、生活者に、まずは夢を持っていただき、それを実現していく為のプラットフォームを提供できればと考えています。これからの社会は、会社に勤めることと事業を営むことの境目が曖昧になってくるでしょう。事業を営むためにはお金が必要という先入観を持たず、自己理解に基づき少しばかり知恵を遣えば実現できるものです。

今日もありがとうございます！
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