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ライフピボット!

皆さん、おはようございます!
5月末までの一時支援金申請の確認業務を居住する調布市の方に限ってボランティアで行っていました。日頃、地元の方々と交流する機会が少ないので、少しでもお役にたてればとの考えです。様々な方々とお会いさせていただき、色々なお話しが出来て楽しかったです。



これからは良い大学を卒業して、一流の会社で定年を迎えるまで一つの会社で働くという直線的に生活して行く時代ではなくなっている様に思えます。未だ社会の仕組みは、戦後体制のままですが、情報社会の到来により、今までの慣習が音を立てて崩れ落ちているのではないでしょうか。商品のライフサイクルが短くなるどころか企業の存続自体が危ぶまれます。


最近、読んだ本の中で面白いと思ったのは「ライフピボット」黒田悠介著です。その様な先行きが不透明な時代のキャリアプランのあるべき姿を自己の経験を通じて、斬新に描いています。結論から言いますと、蓄積された経験を軸にして縦横無尽に未来を思い描く、複線的な生き方をすべきということです。いわば人生100年時代にどの様に転身すべきかです。


金澤美冬さんが主宰する「おじさんLCC」に参加しています。定年退職を控えた(=定年予備軍もいます)方々が、これからの人生をいかに楽しく前向きなライフキャリアを送っていく為のコミュニティなのですが、結構、サラリーマン一筋で来た方々は、突然、会社という枠組みから野に放たれても、将来に向けた心配のみが先に立ってしまうように思えます。


そんな時にライフピボット的な生き方が参考になるのではないかと思います。ピボットとは
バスケットのルールでボールを持っている選手が、左右どちらかの脚を軸として動かさなければ、360度回転することが出来ます。そのままシュートを打っても良いでしょうし、反転して同じチームの選手にパスすることも出来ます。その様な動作をピボットといいます。


これからのライフキャリアの考え方も、ピボットと同じ様に自分が今まで経験してきたノウハウ、スキルといった蓄積を軸足と見立て、もう一方の足は360度自由に動き回りながら新しい可能性を探し、そこでの経験をまた蓄積しながら軸脚にする生き方です。今までの直線的な生き方は両脚を軸にしてしまっていますので、なかなか身動きがとり難いでしょう。


例えば、手前味噌な話で恐縮なのですが、私の場合、社会への振り出しは地域金融機関だったのですが、そこでの金融実務を活かして地域づくりをしたいという思いからディベロッパーに転職しています。軸足はファイナンスに置きながら、もう一方の脚はショッピングセンター開発で事業計画の立案や地主やテナント交渉という新しい経験を蓄積してきています。


その後、バブル経済崩壊により破綻した会社の再建業務に携わりますが、ここでの経験は自分の意思でピボットするというよりも、会社の命に従って自らの軸脚を太く(=経験による蓄積)する結果だったと思います。事業再生、事業譲渡、更には金融機関との債務処理に係る良い経験をさせて貰ったと思います。そして、会社の整理により野に放たれるわけです。


この時に、それまでの経験を片方の軸脚としてもう一方の脚には様々な選択肢があった訳です。同業のディベロッパーに転職することも出来たでしょう。ベンチャーキャピタルという選択肢もあります。結局選んだのはM&Aアドバイザーという仕事でしたが、いま思えばもっと大きな一歩を踏み出しても良かったかもしれません。片方の軸脚さえブラさなければ。


今日もありがとうございます!
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