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これからのビジネス展望!

皆さん、おはようございます!
会合に参加させて頂いておりましても、あまり無駄口は話さない方かもしれません。人見知りをしている訳ではないのですが、その話題の背景ですとか本質が見えて腹落ちしないと、自分なりの考えや意見が出てこないからです。焦らず、気負わず、淡々とという感じです。



240年余りの月日をかけて築き上げてきた社会の枠組みも、音を立てて崩れ落ちるように新たな時代に向けた枠組みへと大きく移り変わり行く最中にあるようです。物質文明のモノを蓄積することを美徳とする縦割り社会から、情報・体験・人脈といったコトを循環させ関係を作ることを美徳とする横割り社会という精神文明へと向かいつつあるように感じます。


その様な時代の変革期においては、ビジネスのあり方も大きく変わらざるを得ないと思います。社内外の境目が明確であった会社という枠組みも、これまではヒト、モノ、カネという経営資源を自前主義で取り揃えることが常識でしたが、これからは会社の内側と外側の境界が曖昧になり、経営資源三要素を他者と共有する時代へと移り変わっていくことでしょう。


多角化やサプライチェーンの囲い込みというこれまで各社が行ってきた経営スタイルでは、会社同士が競争関係にあり希少な事業資源の奪い合うという無駄なコストを費やすことになりますが、各社が各々の強みを活かしながら例えば新たな事業へ参入する際に、自らが持たない事業資源を他社に求めて協業していけば、リスクもコストも軽減することが可能です。


新商品ライフサイクルが短くなる中で、企業が競い合いながら我先へと資源を無駄遣いするよりも、協調し合いながら棲み分けを図って行く方が地球環境にも優しい社会となるでしょう。コロナウイルス禍とタイミングを同じくして、そんな社会への芽生えがあちらこちらで見受けられるようになっています。企業間で人財を融通しあうことも、その一旦でしょう。


その様な社会の到来を後押ししていく為には、現在の個々の企業にそれを委ねてもきっと中々進まないでしょう。いままでのあり方に染まり切った企業が自助努力により変わっていくには時間を要するので、企業外部からの第三者による働きかけが必要になると思います。
事業を構想し、プランに落し込み、具体的に実行に移していくオーガナイザーの役割です。


謂わば映画制作における委員会のように匿名組合営業者たる役割を司る立場の人たちです。彼らは、意思、ビジョン、志、戦略、戦術、技術、人間力に裏付けられた知性を持つ必要があり、今までの縦割り化している産業構造のウィークポイントを見出し、社会が必要としている、その空白地帯を埋めるように新たな事業の照準を合わせて行くことが求められます。


それは単に目先の利益を追い求めるのではなく、自身の審美眼に裏打ちされた哲学から導き出されるものであり、それを社会に対して自己表現していくプロセスだと思います。社会との関わりの中で熱いエネルギーを傾けていく必要があるでしょう。中小企業であっても、一芸に秀でているからこそ、それらを連携させ新規ビジネスに結びつける可能性があります。


それが後継者難で業績不振に苛まれる中小企業を再興させていく方法だと思います。人財ですら共有(=一つの会社に帰属するのみならず、自らが持つ強みを活かしながら複数の企業と兼業、副業すること)する時代です。そうやって経済主体が緩やかにつながりを保ちながら、新しい社会的に意義のある事業を創り出していく、そんな社会が到来しつつあります。


今日もありがとうございます!
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