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未来の仕事!

皆さん、おはようございます!
今日も気持ちの良い朝を迎えています。こうやって日々の何気ない生活の中で、充実した気持ちになれるということは大切なことだと思います。その日、その日の季節や気候を感じながら生きていることを実感できるのが人間ならではの本源的な欲求ではないでしょうか。



日頃、現在の会社組織を中心とした仕事のあり方について、今後、大きく変わり行くのではないかと感じることがあります。企業も自ら築き上げてきたピラミッド型階層組織による分業体制では組織が硬直的となってしまい、速度が早まる社会の変化に適応できなくなってしまいうことに危機感すら持ち始めているようです。もっと柔軟な組織にする必要があると。


働き手も、行き過ぎた分業体制により、会社全体を俯瞰しながら自らの役割を柔軟に変えることができず、仕事に対する達成感という働き甲斐を見失いがちとなっています。本来なら会社が目指すべき目標に共感しながら、自己裁量で自由に仕事に取組んで行くことが人間に備わった欲求である筈です。5段階の欲求説でいう自己実現の欲求が満たされていません。


これからの企業における仕事のあり方は、この働き手の自己実現の欲求を満たす形で、人間の持ち得る創造力を引き出していくことが必要でしょう。企業もまた、硬直的な組織を打開すべく、オープンでフラットな組織へと変えて行くことにより、閉塞感漂う現状を変革しながらこれからの時代に相応しい新たな事業や新しい商品を創出して行く必要があります。


アダム・スミスが国富論で指摘しているように、私たちの豊かさの源であり、かつ人類に特徴的な活動は「分業」にあることは否定されるものではありません。分業とは、能力に応じて適切な役割分担を行い、それぞれの仕事に従事し、成果を交換することだと思います。しかし、現在の分業体制は余りにも細分化され過ぎてしまい人間に疎外感すら与えています。


少し話しが飛躍するかもしれませんが、AI(=人工知能)が単純反復する仕事を人間に代替するようになると言われています。企業にとって、人材という固定費を抱えるよりもAIの方がコストが安ければ、そちらを選好することが経済合理性に叶っている訳です。そうなれば、人間の仕事は益々、創造力を発揮する仕事へシフトして行かざるを得なくなります。


人間が創造力を発揮する為には、行き過ぎた分業体制を見直し、会社組織の目標に共感しながら自律的に自己の裁量で仕事を進めて行くフレキシブルさが求められます。会社と働き手の雇用形態に拘わらず、その関係がもっと柔軟になって行くものと考えられます。例えば、あるプロジェクトを実行する為に、その都度、必要な人財を社内外から集められるように。


分業は分業であるのですが、硬直した閉塞感が是正されます。その様な働き方になりますと
働き手はまるで個人事業者の様な感覚になるものと思います。自分の強みであるスキルやノウハウを活かしながら、一定の会社に雇われることなく、仕事ありきでジプシーの如く様々なオープンプラットフォームに参画していく柔軟な働き方に変容していくことでしょう。


その時に、働き手は他者が集めるプロジェクトに関わるばかりではなく、自らもまた新たな事業プロジェクトを立ち上げる役割を担うことも考えられます。人間一人で出来ることには限りがありますので分業という形をとるのですが、現在の働き方と比べますと会社という運命共同体の中での行き過ぎた分業とは異なる、もっと働き手が主体の社会となるでしょう。


今日もありがとうございます!
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