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広がる副業人財の公募!

皆さん、おはようございます!
この所、中小企業・個人事業者の事業承継の依頼が増えています。業績もそんなに悪いわけではなく、年齢的にもまだまだ事業を続けることが出来るものと思いますが、老後のことを考えて早めに事業を譲渡し、自分は雇われの身となって仕事を続けたいようです。



ライオン、ヤフージャパンに続き、ユニリーバ・ジャパンまでもが副業人財の公募を始めることを明らかにしています。マーケティングやプロジェクトごとに幅広い人財を募集しています。新商品の開発や新たな人事制度の導入などの職務について、年内に10~30人の採用を想定しており、給料は仕事内容などに応じて個別に決めるとしています。


契約期間は3ヶ月から1年程度であり、勤務時間は週2~10時間を目安としています。選考から実際の業務まで原則オンラインで済ます予定であり、地方や海外に居住する人も応募が可能です。所属する企業が副業を認めている個人のほか、定年や育児などで退職した人も対象としています。広く有能な人財を採用して行きたいということなのでしょう。


企業や大学とも提携し、コロナ禍の影響で仕事が減った従業員や、インターンシップに参加できない学生などの採用も見込んでいます。新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークが普及し、在宅勤務による通勤時間減少で副業をしやすくなったことから、副業への関心が高まっています。今後も企業が副業人財を募集する動きが広がることでしょう。


副業人財の心理としては、所属する一つの企業の中で長年親しんで与えられた職務を遂行するのみならず、自分のテーマに従ってもっと自己の能力を発揮することにより、経験の幅を広げて行きたいという思いが副業へと向かわせているものと思います。確かに、働くからには糧を得ることが基本でしょうが、それは二次的な問題に過ぎないと思います。


所属する企業とは異なる企業で副業をすることにより、経験知として触発されることも大きく、自己の成長に向けたかけがえのない機会となることでしょう。また、所属する企業に生活の基盤を置きつつ、少しばかりの冒険心で自分が日頃やりたいと思っていたことに挑戦する機会にもなると思います。そうやって自らの経験の幅を広げれば良いと思います。


一方の副業人財を採用する企業側は、まずは企業内に生じる単発的なプロジェクトに関して、積極的に社外に存在する自社にはない優秀でユニークな英知を取り込んで、今までは考えられないような成果に期待しているのではないでしょうか。社内の人財ですと、どうしても企業文化や社内のヒエラルキーに捉われてしまい斬新なアイディアが出てきません。


社会の流れとして副業として他社の仕事に携わってみたいと考える人財が増えていることを捉え、まずは試験的に短期的な仕事でその成果を見極めた上で、一定の成果が上がれば継続的に長期的なプロジェクトへも関わらせて行きたいというのが本音ではないでしょうか。その意味では、ワークスタイルが大きく変化していく予兆のようなものを感じます。


これからの企業の仕事というものは、形式化された業務をこなすことに留まらず、新しいアイディアや考えを創出して実現していくことも求められると思います。その様な柔軟な発想を持つ企業であるためには、様々なバックグラウンドを持つ多種多様な人財に仕事を司って貰う必要があるでしょう。その時にはじめて再び社会に活力が戻ることでしょう。


今日もありがとうございます!
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