誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

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コンサルとパートナー!

皆さん、おはようございます!
お客様から頼りにされることほど嬉しいことはありません。オールマイティ―に何でも応じられれば良いのですが、やはり人それぞれに個性があるのと同様に出来ることと出来ないことがあって当然でしょう。その様な時は、誠意をもって対応することに尽きると思います。



コンサルティングとは、語義的には「相談に乗ること」であり、それを行う者をコンサルタントと呼んでます。これまでのサラリーマン時代において、会社としてコンサルティングファームを起用したこともありますが、確かに彼らは独自の概念を標準化したツールを用いて
、経営課題などに対し的確な判断を下していきますが、どことなく受け入れ難い存在です。


それは、経営の立場からしてみれば、自分たちの思考とは異なる考え方を提供してくれるので刺激になるかもしれませんが、仮にコンサルが経営者の代わりに経営判断をしていたら、経営者は不要ということになってしまいます。また、実務を司る立場からしても、その辺が見え隠れしてしまうせいか、面倒な仕事が降ってくることに対する嫌悪感かもしれません。


コンサルも、そこら辺の組織内における人間の機微を読み取りながら立ち回る必要があると思います。一般的には経営者と向き合うことばかりを意識し過ぎてしまう為、また自分の有能さだけをひけらかすことに気を取られてしまうものだと思います。形式知という俄か知識に頼ってばかりいずに、もっと暗黙知を働かせてクライアント企業に貢献すべきでしょう。


だからという訳ではありませんが、私はコンサルティングやコンサルタントといった言葉の響きが好きではなく、自分の個性を生かして独自性をもってお客様である中小企業の事業再構築を通した再成長に向け、パートナーとして実務に携わり一線を画したいと思っています。自分自身の暗黙知を総動員して、いかに中小企業の活力を高めて行くかがテーマです。


その為には、中小経営者のみならず、その会社で働いている方々皆さまが持つ個性を尊重しながら、いかに会社組織としてのパフォーマンスを高めて行くかということに傾注しています。その意味では、自らの知見やノウハウといった無形の労力を一定の時間軸で提供するイコールパートナーというスタンスです。コンサルではなく協業することが性に合ってます。


私にできることは、やはり暗黙知を駆使してロジカルに事業の骨格を創り上げていく広い意味での財務人間だと思っています。確かに、マーケティングや情報システムなどの基礎的な知見も持ち合わせていますが、そこはやはり餅屋は餅屋ですのでその分野の同じ目線を持つ専門家に委ねることにしています。だからこそビジネス支援プラザを開設した訳なのです。


まだまだ、開設したばかりで座組が確立しているとは言い難いのですが、私たちエキスパート集団としても、英知を結集して相乗効果を発揮しながらお客様のために、総合力で最良のサービスを提供して行きたいと考えてます。お客様の良きパートナーとして、カウンセラーの如く傾聴力と共感力をもって、中小企業の再成長に貢献していくことが目的となります。


差し詰め私は「まちビジネス経営力再構築伴走支援パートナーCFO」という長ったらしい肩書を標榜してますが、その意味は地域に根差す中小個人事業を営む方々に、ビジネスモデルの転換を通して経営力を高めて頂くべく、広い意味での財務に強いパートナーとして、お客様に寄り添って行きたいと考えてます。そんなエキスパート集団でありたいと思います。


今日もありがとうござます!
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ソフトバンクG!

皆さん、おはようございます!
静かに呼吸を整え耳を澄ませば、様々なことを五感で感じ取ることができます。他者と接していても、本来の自分の持ち味が自然と湧き出て来るものかもしれません。これまでの忙しさに追いかけられていた自分からは、想像も出来ない位の変化に驚きが隠せないでいます。



ソフトバンクグループ(=SBG)が発表した2022年10~12月期連結決算(=国際会計基準)によると、最終損益が7834億円の赤字(=前年同期は290億円の黒字)となっている様です。人工知能(=AI)関連の新興企業に投資するビジョン・ファンドの苦戦が続いています。世界中から資金を集めてAI有望株に出資する群戦略が揺らいでます。


投資をほぼ停止する一方、保有株の売却などで資金を捻出し、負債返済や自社株買いによってSBG株価の暴落を防ぐ財務戦略を優先している状況にあります。SBGが最重要指標とする、保有資産価値から純利子負債を差し引いたNAV(=時価純資産)は2022年12月末で約13兆9000億円と、9月末の約16兆7000億円から大幅に減っています。


ビジョン・ファンドの投資先のうち、韓国の電子商取引(=EC)大手クーパンや、米シェアオフィス大手ウィーワークなどの上場済みの銘柄の株価下落が響いている上に、未上場の投資先でも評価損を計上しています。保有資産の中核を占めていた中国のEC大手アリババ集団株の一部を手放すなど、資産圧縮を進めざるを得ない状況にまで追い込まれています。


世界的な金利上昇が投資先であるハイテク株式の大幅な下落に繋がっています。SBGの財務面の大きな課題は、今後4年間に渡り控えている社債の償還にあります。日本でも金利上昇圧力が強まっており、SBGの経営にとって重荷となるものと考えられます。今期以降、毎年数千億~1兆円規模の社債が償還期を迎え、合計で約3兆5000億円にのぼります。


SBGは、財務規律を保つため今後2年間の社債償還資金を確保すべく、保有株式を売却し未使用の融資枠を温存させながら手元流動性(=2022年12月末時点で約3兆8000億円)を厚くする方針です。成長戦略が行き詰るなかでSBGが望みをつなぐのが、英半導体設計大手アームを2023年度中に新規株式公開して、資金を確保することにあります。


それにしましても、SBGの時代をリードする新興企業への投資を通じて緩やかな連合をつくる群戦略とはいかがなものでしょう。ビジョン・ファンドを通じた投資活動は停滞しており、投資先企業との相乗効果を探る動きも乏しいようです。長期的な成長戦略も見え難くなっており、このままではSBGの株価は低迷するばかりか、企業としての存続すら危うい。


そもそもSBGは事業会社と言えるのでしょうか。現在のSBGの中核である携帯通信事業を司るソフトバンクも、元々は英ボーダフォンの日本での事業を買収したものです。身の丈に合わない買収をファイナンステクニックを使って無理に行っている印象が否めない、孫正義氏流の事業とファイナンスのハイブリット経営には、限界があると思わざるを得ません。


買収した事業の株式公開による錬金術によりグループ株価を高め、更に株式投資に走る綱渡りでは、株価が暴落した時に取り返しのつかないことになると思います。必要なことは、事業戦略と財務戦略のバランスを保つことであり、事業なら事業としてのヒューマンキャピタル(=知的資本)の蓄積を図りながら、株価を高めていくことが王道ではないでしょうか。


今日もありがとうございます!
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急がば回れ!

皆さん、おはようございます!
サラリーマンを生活を終えて、自分で事業を営みたいと考える方々も多いものと思います。それまで培ってきたノウハウやスキルを活かせばそれも可能だと思います。ただし、一番大切なことは、それまでの仕事の遣り方にピリオドを打って、学び続ける姿勢だと思います。



私のこれまでの行動パターンを振り返ると、自分の性格がそうさせているのか、目的地にまっしぐらに向かうのではなく、その目的地に辿り着くまでの過程を重視するあまり、随分と遠回りをしてきたものだと思います。還暦を来年に控え、そろそろ目的地に向かわないといけないのかもしれません。廻り道をすることで、様々な豊富な経験を積んできましたので。


現在も、最終目的地である「まちづくり」に向かうにあたり、中小企業の経営力を再構築することに傾注するがあまり、自分たちが根を下ろすべき地域が3つに分散してしまっている課題があります。本来なら1つの地域に根を下ろしながら、徐々に滲みだすように自分たちが関係するエリアを広げていくことが常套手段なのでしょう。地域と中小企業の均衡です。


まちという地域と事業再構築を求める中小企業のどちらを優先させるかということになるでしょう。これまでは、地域に根を下ろす為には、まずその地域で長年事業を営んでいる中小企業との関係を深めることが必要だという考えから、中小企業の事業再構築を果たすことを優先してきましたが、点を面にしていく条件が整い始めますと腰を据える必要があります。


私にとってのまちづくりは、一定地域の社会システムを改編していくことです。全体最適となっているコンサバティブな日本経済の枠組みだけで、一国を支えていくには最早限界があると思います。それを支える礎である個性豊かな地域社会の循環型エコ経済システムという均整のとれた部分最適なサブシステムを伴なって、はじめて日本経済が成り立つでしょう。


その為には、地域を支える中小企業が、これまでの全体最適な産業構造の枠組みの一部を担っていては、希薄化し変わり行く産業構造の中で悪化する業績を立て直すことが出来なくなりますので、是非とも事業再構築に取り組んでいただきたいと考えています。情報化社会の中で、下請け仕事に甘んじていることなく、積極的に最終消費者と繋がって行くべきです。


そして、一芸に秀でる中小企業同士が連携し合う事も不可欠であり、仮想コンソーシアム企業体として地域内に連合体を形成する流れになると思います。その結果として、新たな仕事を生み出し地域に活力が生み出されるものと考えます。地域に暮らす方々が、容易に地域固有資源を活用して生業をはじめることが出来るプラットフォームを整えることも大切です。


地域内に仕事が増えてくれば、結果としてヒト、モノ、カネが地域内で循環しだすのです。これまでのように地域外の資本企業に浸食されていては、ヒトは地域外に流出し、モノは地域外から流入し、カネは地域がにある本社に巻き取られていては、地域経済が疲弊するばかりです。それぞれの流れを地域内で完結する様にするのが、循環型エコ経済システムです。


私にとっての「まちビジネス経営力再構築伴走支援」とは、方法であり目的ではないはずです。それ自体を目的化しても可笑しくないくらい、それはそれで専門的なノウハウと知見が必要なのですが、「まちづくり」という目的を果たすためには通らなければならない通過点なのです。今回も随分回り道をしているようですが、そろそろゴールを目指す時でしょう。


今日もありがとうございます!
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