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スキルシェアという知の融合!

皆さん、おはようございます!
毎朝5時に起床し、郵便受けに朝刊を取りに行くのが日課になっています。先月までの暗闇の凍てつく寒さも峠を越え、空を見上げますとほのかに薄ら明るくさえなっています。今年もまた、日の出の時間が早くなり、長い昼間を存分に楽しんでいきたいと思います。



企業のビジネス相談に応えるビザスクというスタートアップ企業をご存知でしょうか。
新規事業の進め方に悩む企業などが、経験を積んだ外部の人々にノウハウを聞けるサービスを提供しています。既に製造業からサービス業まで様々な経験を持つ人々約10万人が名前、経歴などを登録しており、同社が助言者を選び企業に紹介するサービスです。


この様な知識共有はスキルシェアと呼ばれ、シェアリングエコノミーの一分野と考えられています。日本国内のスキルシェアの2030年における市場規模は、2018年の9倍、1兆9千億円になるとみられています。個人の知識を企業が利用するケースは、資料作成など単価の低い案件が多かったが、高単価サービスがどこまで広がるかが焦点です。


知の垣根を低くすることは日本企業の生産性向上につながると思います。クラウドワークスというスキルシェア企業では、詳しい知識を持つ人材をマッチングする新サービスを立ち上げています。助言に加え、事業に参画できる点に違いがあるようです。個々人が希望するワークスタイルによって、様々なスキルシェアのあり方が考えられそうです。


各社とも登録した個々人の経験と企業が要望する経験のマッチングにAI(=人工知能)を活用して精度を上げているそうです。従来でしたら、企業が必要とする人財を人材紹介会社が紹介し正社員として雇用することが一般的であったと思います。しかし、企業も先行き不透明な時代において、欲しい経験の全てを抱え込む訳にはいかなくなっています。


一方、ジョブ型採用ではありませんが、企業も必要となる人財の経験をこれまで以上に具体的に明示してくるようになりますと、マッチング会社も斡旋する人財が持つスキルとの高い精度が求められる様になると思います。その意味では、スキルシェアの分野も、企業と個々人との関係性に応じて雇用、副業、スポットなど様々な形態が考え得るでしょう。


ここで注目しなければならないのは、企業も今までの組織としての枠組みの中で、業務上の課題を自社のみで自己完結させることに限界があることに気付き始めていることです。本業である既存事業であれば、業務を繰り返し反復して経験を積むことにより生産性が高まると思いますが、新しいことを手掛ける場合には社内の知識だけでは完結出来ません。


企業という枠組みの間にそびえ立つ垣根を低くして、出来る限り社外との知識の融合を図り易くすることが必要でしょう。終身雇用という意識が強すぎる余り、企業の内側と外側という暗黙の心理的な障壁を作ってしまっているものと思います。企業と個々人の関係は雇用だけではないと思います。雇用関係という意識を薄めて行く必要があるでしょう。


企業とは、理念と事業目的を持つオープンプラットフォームとして捉えてみたら如何でしょう。それに賛同する個人が、自由に出入りできるフラットな存在であるべきだと思います。企業と個々人の関係は、単なる働き方の合意にしか過ぎません。様々な働き方の合意があっても良いと思います。両者の出会いの方法としてスキルシェアがあるのでしょう。


今日もありがとうございます!
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