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組織越境 × つながり × 地域活性!

皆さん、おはようございます!
先日曜日、久しぶりに日本橋の街並みを楽しんできました。しばらく来ない間に、コレドシリーズの高層ビルが立ち並び、その間のルネッサンス建築様式の三越と統一されたファサードとのハーモニーが、なんとも言えない落ちついた雰囲気を醸し出しています。



最近、鉄道会社が沿線開発の一環でスタートアップ企業と連携するアクセラレータープログラム(=大手企業がベンチャー、スタートアップ企業などの新興企業に出資や支援を行うことにより、事業共創を目指すプログラム。)を主催する事例が目に留ります。また、沿線の文化や歴史に着目し、観光地化することにより集客数を増やす動きもあります。


昨今、情報技術の進展によりSNS上のネットコミュニティプラットフォームが取り沙汰されることが多いと思います。確かに、それも物理的、時間的な制約を受けるリアルのコミュニティでは考えられない様な人と人の出会いがあり、いままで知り得なかった情報を受容する機会が増えるという意味では、コミュニティが広がりを見せていると言えます。


しかし、ネットコミュニティは、新たな出会いを通して幅広く情報を受容する機会が増えるとはいいましても、リアルのコミュニティにおける実際にフェーストゥフェースにより対話を掘り下げることによる、コミュニケーション当事者間の知識の融合に勝るものはありません。ネットコミュニティは、情報を交換に留まってしまう限界があります。


確かに、ネットコミュニティによる出会いが、実際に会って対話をする機会を増やすという意味では、それはそれで新たな出会いの機会を得るという大切な機能だと思います。やはり、人々は実際にコミュニケーションを広げることにより、互いに触発されながら新たなアイディアや考えを創造するものであり、コミュニティの輪を広げることが大切です。


バーチャル(=仮想空間)なコミュニティとは異なり、リアルコミュニティが成立する為に不可欠なのが現実空間としての「場」ということになります。それは建物の中の一つの閉鎖された空間に留まらず、人々が自由に移動し関心のある人とつながっていくことが出来る空間という意味では、面として捉え地域にまで広げて行く必要があると思います。


地域内には、ビジネスゾーン、居住ゾーン、教育ゾーン、行政ゾーンなど、様々な機能が含まれています。いまの社会は各々の地域機能ごとに閉鎖的な縦割りとなっていますので、それぞれの組織を越境して人々が交流することが非常に難しくなっています。それは、いまの組織内の分業体制が最も生産効率が良いと信じられてきたからだと言えます。


これからの時代、今まで作り上げてきた閉塞感漂う社会の枠組みの変革に迫られており、生産効率よりも創造力がなによりも重視されるでしょう。過去の延長上に将来を描くのみならず、自由な発想で新しい社会を描いて行く必要があります。その為には、人々は地域のコミュニティを通して創造力を発揮し、イノベーションに繋げて行く必要があります。


その意味では、鉄道会社が今までの様なハードウエアの更新に留まることなく、組織越境、つながり、地域活性といったソフトウエアに着目し、地域企業、地域行政、地域住民を巻き込んでコミュニティ創りに取り組んでいくことは必要なことだと思います。鉄道会社に限らず様々な産業で受け止められる、私たちが目指すべき方向となるでしょう。


今日もありがとうございます!
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