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これからの時代の仕事のあり方!

皆さん、おはようございます!
一昨日からの新潟出張から帰って来たのも束の間、今日から松本へ行って参ります。
体力的に辛い部分もありますが、その地域ちいきの文化や人々に五感で触れ共感することは、日頃、固定化しがちな自らの視野を埋没させることなく広げる秘訣かもしれません。



新興ネット通販向けのEC(=電子商取引)プラットフォームを手掛けるカナダの「ショピファイ」が、米アマゾン・ドット・コムの隠れた競合として注目を集めているそうです。ウェブサイト作成から、商品の在庫管理、決済、配送、マーケティングといったEC事業に必要な機能を手軽にサブスプリクション(=定額課金)により提供しています。


既に導入企業は100万社を超えており、時価総額も5年で約28倍に増え、アマゾンを介さずにネットでモノを売りたい企業が、ショピファイに頼る構図が米国で生まれ始めています。これからの時代、事業者と消費者の垣根が低くなり、個人事業者が手軽にネット通販ばかりでなく、思いおもいの事業を立ち上げるインフラが整いつつあるようです。


消費のパーソナル化を先取りする形でクラフトビールに傾注するキリンもまた、自社ブランドの製品を開発、生産、販売する為に築き上げてきた事業機能をそれらに開放し始めています。中小クラフトビールメーカーと資本業務提携を行い、彼らの商品を自社のサプライチェーンに乗せるというオープンプラットフォームな取り組みに転換しています。


これからの個人事業者や中小事業者は、これらオープンプラットフォームとしてのインフラを持つ企業と連携することにより、今までのように巨額の資本を必要とすることなく、生活者に訴求できるニッチな商品を持っていれば、手軽に事業を始めることが出来るようになると思います。それだけ、事業リスクを軽減しながら起業が出来るということです。


いまの社会は、いままで企業が蓄積してきた膨大なインフラが存在しますが、それらを活用してどの様な意味ある商品を社会に提供していって良いかわからないという状況にあると思います。企業に勤めるサラリーマンたちも、日々の仕事にとらわら過ぎずにもっと目を外に向け、少しばかり起業家マインドを高めて消費者の視点を持つことが望まれます。


既存の事業を効率よく廻すことばかりに焦点をあてることなく、自社、いやそれ以上に社外の事業機能であるインフラをも大局的に俯瞰することにより、どの様な新しい商品を社会が求めているのかを試行錯誤しながら、世にどんどん送り出していけばよいと思います。それは、会社勤めであろうが、個人事業者であろうが必要なマインドだと思います。


必要なのは、供給者の視点だけでものごとを見るのではなく、消費者たる生活者の視点で、自分だったらこの様なものが欲しいと共感することが大切なんだと思います。その意味では、いまの企業社会は供給者と消費者の垣根が高くなり過ぎており、それらを同化させた造語である生産消費者(=プロシューマー)という視点が大切なんだと思います。


ここまで大手企業中心の社会になる前は、中小企業が中心となって暮らしを豊かにする夢を語りながら、それを拠り所として事業を営んできていたと思います。そこでの仕事のあり方は、正しく生産消費者に近い形態だったと思います。社会に蓄積されたインフラをオープンプラットフォーム化し、誰しもがそれにアクセスできる社会にすべきでしょう。


今日もありがとうございます!
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