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天職にめぐり合う!

皆さん、おはようございます!
12月は、日頃お世話になっている方へのお礼の意味を込めた忘年会が続きました。流石に若いとは言えない身体が悲鳴を上げているのが分かります。正月休みは、ゆっくりと身体を休め、来年は精力的かつ伸びやかに仕事に取り組んで行きたいと思います。



社会に出てはじめて従事した信用金庫で一通りの金融実務を身に付けた後、自ら事業主体として事業を企画したり、計画を立てたりすることを目的として、大手流通系ディベロッパーへの転職を果たしています。ここで複合商業施設の事業計画立案業務を3年ほど経験することになります。その間に会計や簿記といった実務を身につけています。


複合商業施設の建物規模を縮小する計画案を常務会で承認を得た頃から、私の存在が社内で少しずつ知れ渡るようになってきたと思います。経営企画室や都市開発事業本部内の企画部への異動の話しが私の耳にも入るようになり、最終的に都市開発事業本部の経営企画を司る企画部へ異動する事になりました。確か、1993年4月の事だったと思います。


そこでの業務は事業本部内の予算立案、実績管理および所管する関係会社の経営管理などが含まれます。赤字続きであった大阪市にある屋内型アミューズメントプール「パラディッソ」や川西市にある医療施設やホテルを併設したフィットネスクラブ「リフレ」、横浜市にあるウオーターフロント型レストランの事業改善が私の担当業務となりました。


当時は、土地の含み益を前提に運営事業の赤字が許容される、バブル経済特有の長閑な時代であったと思いますが、土地含み益があっても運営事業は運営事業で採算を合わせて行かなければならないと考えていました。生きた会社の経営分析など遣った事のない私は、先輩に教えを請いながら見よう見真似で自分なりの考えを表現していったと思います。


最も傾注した「リフレ」については、事業部門毎に採算性を検証し、キャパシティ一杯にフル稼働しても黒字化は無理であると見切るや否や、ホテルと医療施設の営業を段階的に止め、最終的には事業撤退を会社に提案し、会社で初めての事業撤退を行うことになりました。この時ばかりは、会社の諸先輩方から賞賛を得たことを今でも忘れません。


事業撤退に着手してから、関係会社の清算を完了するまでに1年半を要したと思います。丁度その頃、自らの会社が1兆円もの負債を抱えてしまい、メインバンクの指導のもと自主再建をしていくことになりました。この時に、寝耳に水の話が飛び込んできて、私が会社再建計画を策定する特別チームのメンバーとして組み込まれることになりました。


その会社再建チームというのは、弁護士や公認会計士など10数名からなるチームの実務方として、確か200近くあった事業全てのビジネス監査、会計監査、法務監査を通じて、私的会社再建計画を2~3週間という短期間のうちに策定し、グループ各社および銀行各行に対して説明を行い、コンセンサスを取り付けて行くというものです。


この期間中は、毎日夜中の2時、3時までタコ部屋状態で仕事をするような状況で、各事業の現実的な再建策をひたすら作り続けながら、弁護士や公認会計士に説明をし了解を取り付けて行く作業です。この時の生きた経験が、当初事業計画時にまで遡り、事業を財務面のみならず法律面からも立体的に俯瞰し分析することを叩き込まれ今に通じています。


今日もありがとうございます!
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