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夢のある社会へ!

皆さん、おはようございます!
今年も残すところ、あと僅かとなりました。12月になっても忙しかった仕事も、ようやく一段落という感じです。来年に向け、充実した仕事の終え方でしたので、気持ちよく新年を迎えることが出来るのではないかと思います。



先日、今年お世話になった大手証券会社の株式公開引受部で仕事をする、同世代の知人と会った時の話ですが、いまの子供たちは夢の持てない社会で可哀そうだという話になりました。私たちの世代が子供のころは、それこそ鉄腕アトムの世界ではありませんが、純粋に未来都市に思いを馳せ、天真爛漫に夢を思い描くことが当たり前だったと思います。


ところが、いまの社会が極端に成熟化してしまい、無邪気に夢を見る前に息苦しい社会に迎合することが強いられてしまっています。大人でさえ日々の生活の中で矛盾を抱くことが多々あるというのに、子供達にまで意味のない理不尽な慣習に染まらなければ将来に渡り安定した生活を送れないと強いていては、夢を見ることも出来ないでしょう。


やはり、私たち大人が将来に対する夢を見なければ、大人の背中を見ている子供たちも夢を見ることはできない、というのが知人との一致した意見となりました。長年、株式公開引受業務を担当し、数多くのスタートアップ企業に出入りしている知人ですが、その中で将来に向けて夢の持てるワクワクする企業は皆無に等しいとのことです。


どの新興企業も、AI(=人工知能)だ、宇宙旅行だとバルーンを打ち上げていますが、それが私たちのこれからの社会にとってどの様な意味をもたらすのかまで理解している企業がないとボヤいています。むしろ、IPO(=株式公開)することばかりに気を取られており、どちらかと言うとこじんまりとした新興企業が非常に多いようです。


確かに私たちがいま暮らす社会は、物質的に満ち溢れ、非常にシステマチックに利便性が高くなっていますが、裏腹にそれが複雑で高度化しているが故に、私たちに息苦しさをもたらしているということが出来ると思います。経済が成長を続けているのならまだしも、それすら行き詰っており、いまの社会が限界に達していることを如実に表しています。


その様な社会に何時までも埋没することなく、地球温暖化問題、少子高齢化問題などを克服しながら、閉塞感を打開していかなければなりません。いまの社会における価値観は、物質的、経済的な豊かさを享受することにあります。それは既に充分に満たされているに拘わらず、未だにそれを追い求めている所に無理が生じているのではないでしょうか。


いまの社会の枠組みを前提に将来を思い描くのではなく、私たちが精神的に安心して暮らしていける理想郷を夢見る必要があると思います。それはきっと、スケールメリットや効率性といったマネー経済一辺倒の考え方とは一線を画す、もっと人間の情動に基づくヒューマンタッチな新しい価値観が見いだされるのではないかと思います。


知人との話の中では、1次産業の中にその答えが隠されているのではないかという結論に至っています。自然と対峙しながら仕事をすることに働くことの本質を見出すことも出来ますが、これからの持続可能な社会を実現して行く為には一国として自給自足を満たしていかなければならないのと同時に、近代化が遅れた旧態依然とした産業であるからです。


今日もありがとうございます!
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