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経営者の資質!

皆さん、おはようございます!
バックグランドを知る気心の知れた仲間通しとの会話ならいざ知らず、初対面の人々がいる会合でのコミュニケーションは気を遣うと思います。同じ言葉を使っていても、その受け止め方は三者三様です。ひとこと一言、丁寧に洗練された言葉を使う必要があります。



私の知り合いの経営者に、器用貧乏と呼ばれている方がいらっしゃいます。新しい事業を考えるインスピレーションに優れているのですが、それを具体化して行くとことごとく上手くいかず、いずれ経営の足かせとなっています。それを打開しようと、また新しいことに手を出すのですが、どんどん深みにはまるばかりです。


良くよく話しを聞いてみれば、事業に対する根底にある価値観が損得勘定ばかりが先に立ち、その事業を手掛けることの意味性や自らがその事業を通してどの様に社会に関わって行こうとしているのかといった考えが希薄なように見えます。やはり事業を営むということは、独りよがりではなく、人に対する思いやりにも似た心が必要でしょう。


この相手の立場で物事を考えるということが、経営者になっても出来ていない方が結構いらっしゃるように見受けます。社会との関わりの中で、様々な考えを持つ人々と接して行く為には、積極的に相手の考え方を理解しようとする度量がなければ、その人の視野を狭めてしまい、自らの成長を閉ざしてしまうことに成りかねません。


ましてや経営者という重責を背負う人間にとって、そのことが経営を担う上での致命傷となることは明らかです。新しい事業のアイディアを生みだすと言いましても、結果的にその様な狭い視野では、社会に受け入れられる良い事業を営むことは出来ません。だから、新しい事業がうまく立ち上がって行かないものと思います。


もう一つ言えることは、新たな事業を具体的に落し込んで行く実務的ノウハウにも似た、能力に乏しい経営者が意外に多いものと受け止めています。新たな事業を具現化して行く為には、事業に携わる人たちの人心を掌握するのと同時に、様々な利害関係者との財産権や債権債務といった権利関係を整えて行く必要があります。


もちろん法律条文に詳しければ良いというものではなく、ここでも利害関係者の立場に立って相手の望むべきものと対価の関係を充分に洞察することが大切です。人間関係によって成り立っている事業ですから、お互いに共感し合うことも忘れてはなりません。それが出来てはじめて、円滑な事業への落し込みが出来るというものでしょう。


これからの経営者は、企画する能力がより重要になって来ると思います。企画とは言いましても、単にアイディアや新しい考えを創出することに留まらず、そこにはやはり相手の立場で物事を考える懐の広さがなければ、それを社会で受け止めて貰うことは出来ないでしょう。そして、その企画を具現化して行くに際しても同じことが言えます。


本物の経営者、本当の企画屋である為には、絶えず心を外に対して開いておかなければ、新しいものが心の中に入らず受け止めることが出来ません。その意味では、これからの経営者にはアート感覚が不可欠と言えるでしょう。感性というアンテナを高く上げ、絶えず外から入ってくる事象をありのまま受け止め、自身の心で考える必要があるでしょう。


今日もありがとうございます!
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