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これからの抱負!

皆さん、おはようございます!
昨日は、朝一番から会議でした。多くを語らない企業オーナーと行間を端折りながら話をする先輩を相手に、話の前後関係の脈絡を推測しながら会話を交わしていくところは、いかにも昔ながらの日本的な会議の進め方という感じがします。



12月も半ばとなり、今年もまた年の瀬が近づいて参りました。毎年、この時期になるとこの1年間を振り返り、来年の抱負を考えます。大きく目立った成果のない1年ではありますが、社会に出て30数年の間に築き上げてきたものを再認識するとともに、これからをどの様なテーマで処していくのかをじっくりと考える年であったと思います。


思い返せば、高校のクラスメートに誘われて新しいサイクリング車を購入し、野辺山から甲府までサイクリングに行ったのが事の始まりだと思います。それまで、どちらかといえば溌溂とした所がなかった自分が、ペダルを漕ぎながら大地を踏みしめ、流れ行く爽やかな風を身にまとう感覚、一気にエネルギーが湧き出てきた事を今でも思い出します。


サイクリング好きが高じて、飯盒と寝袋を片手に北海道から九州に至るまで全国津々浦々
行脚しながら、その地域ちいきの人々と交流し地域経済の見聞を深めてきた経験が、今の私の価値判断の原体験になっている様に思います。その後、紆余曲折がありながらも地域交流や地域経済の活性化という大志を頂き勤めたのが多摩地区の信用金庫です。


バブル世代の社会人として、不動産有効活用を提案しながらの融資活動に傾注していたことを思い出します。なによりも事業計画を立案することが恰好良く、楽しくもあったと思います。お客様に提案するのみでは飽き足らず、自ら事業主体として街づくりをしたくなり、迷うことなく大手流通グループのディベロッパーへ転職したものです。


ここで本格的に事業計画立案の勉強をさせて貰いましたが、それも束の間、バブル経済が崩壊し、会社を整理するまでの7年間は1兆円も超える企業の会社再建業務に携わるという良い経験をして来たと思います。事業再生を行いながらの譲渡(=当時はまだM&Aという言葉を使用していませんでした)、撤退、銀行折衝、訴訟などを手掛けています。


新たに事業を創ることから、一転、事業の権利義務関係をひとつずつ紐解きながら再構築していく作業は、事業の本質を知るうえで非常に勉強になり、その後にM&A業務に携わるうえでも貴重な経験だったと思います。財務を拠り所とする自らの知見に磨きが掛ったと言えるでしょう。財務数値面から事業の構造を立体的に把握するところが強みです。


その後も大手化学メーカーで株価を3倍に上げるという構造改革に取り組み、それを達成した時には手前味噌な話ではありますが、一つの道を究めたと思ったものです。しかし、人生とはそこに安住することなく、次なるテーマを模索させるものかもしれません。この10年間は、様々な社会勉強を積みながら少しばかり彷徨っていたかもしれません。


時代の過渡期であることもありますが、ようやく今後進むべきテーマがおぼろげながら見えてきたと思います。若かりし頃の原体験は今でも自身の中に息づくものであり、社会の枠組みが大きく変わりゆく中で、旨い言葉が見つかりませんが「街の仕組みをリノベーション」していくディベロッパーの様なことを、今後、志向していければと思います。


今日もありがとうございます!
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