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望まれるリカレント教育!

皆さん、おはようございます!
様々な方々とお付き合いさせて頂いていますと、話術巧みに人を引き付けるのがとても上手い方に遭遇することがあります。羨ましくもありますが、口数少なくても腹落ちする自分の言葉で語りかけることが性に合っていることを再確認する時でもあります。



情報化社会の到来により社会がめまぐるしいスピードで変化していることを肌で感じます。情報技術(=IT)、なかでもAI(=人工知能)の進展により、貨幣経済であるか非貨幣経済であるかに拘わらず、いままで人間が担ってきた単純反復労働の多くが自動化されていくことは避けて通れないものと思います。それ自体は望ましいものでしょう。


一方、自動化による空き労働時間は、新たに生まれる社会問題を解決すべく、創造的な仕事に費やして行く必要があります。つい最近までは、新たな産業や事業の創出につながるような創造的な仕事に費やされるべきだと考えていましたが、それだけでは足りず、もっと非貨幣経済における問題にも視野を広げて行く必要があるという思いに至っています。


いま明確に思いますのは、企業を中心とした貨幣経済による社会問題の解決は、必ずしも私たちが生活して行く上で必要な全ての問題解決に応えられている訳ではなく、多くは人々の非貨幣経済の営みにより支えられていることを忘れてはなりません。このことは、事業が私たちの営みの欲求を満たす万能なシステムではないことを物語っています。


それにも拘らず、私たちが生活をしていく上で大切な時間の大部分を企業に費やされてしまっており、企業活動以外の社会活動がないがしろにされてしまっていることが、暮らしを非常に息苦しいものにしているのではないかと思います。企業は貨幣的効率性を高めることに傾斜するばかりですが、その実、さほど生産性が高まっていない現実もあります。


AIの進展により身軽となった生活時間は、いま企業では網羅できていない社会問題の解決に振り向けて行くべきでしょう。必ずしもNPOやボランティアを推奨している訳ではなく、貨幣的経済合理性に基づく資本を拠り所とする現在の企業とは異なる、もっと人的資本(=ヒューマンキャピタル)に頼った事業への取り組みがあっても良いと思います。


私たちは、余りにも学校教育やその後の企業生活において、貨幣経済の仕組みを前提とした考え方のみに慣らされ過ぎてきた帰来があります。それが明治維新以降に我が国が採ってきた国策であった訳ですが、その時と今とでは時代が大きく移り変わっていることに留意が必要です。これからはモノの豊かさから、こころの豊かさを享受する時代でしょう。


三井不動産とベネッセコーポレーションは、シェアオフィスを活用した社会人の学びの機会の充実を図ります。最近のディベロッパーは、スタートアップ企業の創業支援や投資を見据えたコワーキングスペースを展開するなど、新たなサービスの創出が目立ちます。必ずしも儲かる商売とは言えないかもしれませんが、社会から望まれているのは確かです。


これから、どこの企業にも所属しない個人事業者によるシェアオフィスの利用が増えて行くことが想定される中で、企業研修に変わる個人事業者には有り難いサービスだと思います。その時に、単なるスキルアップの為のカリキュラムではなく、時代の動きを俯瞰し、これからの人生のあり方を考えるためのリカレント教育であることが望ましいでしょう。


今日もありがとうございます!
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