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これからの社会を育む共創空間!

皆さん、おはようございます!
オフィスの窓から外に目を向けると、中高層ビルを背景にせわしなく電車が走り抜けています。ビルの谷間を行きかう人々は、自らの生活の糧を得る会社へと瞬く間に吸い込まれていきます。いつもと変わらぬ朝の光景ですが、時は刻一刻と走り去っていくようです。



ふとしたことから、FabLab(=ファブラボ)、フューチャーハウス、コワーキングスペースといった、人々が集い、ともにアイディアを出し合い、新しい価値を見出していく空間に強い関心をもっていることに気付かされました。いままで純粋な気持ちで心惹かれ関りを持ってきた空間ですが、それぞれに共通する点が多いようです。


FabLabは、デジタルからアナログまでの多様な工作機械を備えた、市民工房のネットワークです。個人による自由なものづくりの可能性を拡げ「自分たちの使うものを、使う人自身がつくる文化」を醸成することを目指しています。ITベンチャーに関わっていた時に、ユーザーのアイディアを製品開発に繋げることに思いを馳せていました。


フューチャーハウスは、未来を創ろうとする人々が協力しながらアイデアをひらめき、地域から新たなモノ・コトを作り出していくための施設です。未来を創るためのさまざまな環境やサービスが揃っており、そこで対話が生まれて刺激を与え合い、学び、成長することができます。海老名までその空間を体感しに行ったことを思い出します。


コワーキングスペースは、共有のワークスペースを利用して、それぞれが独立した仕事を行いつつ、価値観が共通するワーカー同士がコミュニティを形成し、知識やアイディアを共有・触発し合う共働・協働のワークスタイルを実現するための施設です。以前、自分の会社をこのコワーキングスペースに置いていたことがあります。


それらを一言でいい表しますと、新たな知識を創造するために価値観を共にする利用者同士がコミュニティを形成しやすいように整えられた未来に向けた空間ということが出来ます。やはり新しい価値観や知識を創出する為には、言葉にできない五感で経験した知識を人々が交わることで共通の言語化された新たな概念として発現させることが不可欠です。


将来が不透明な時代においては、過去の言語化された考えだけで将来を描き出すことは難しく、個々人が内面的な直感に照らし合わせて、自らの思いを描き出し、実際に行動していく必要があります。そのような時代においては、各々異なる個性を尊重しながら互いに分かり合うことが不可欠です。価値観を共有するコミュニティの存在が無視できません。


いまの旧態依然とした社会を見渡しますと、企業であれば何でも自前主義により自社のみで全てを完結しようとしており、個々の企業が独立した枠組みで成り立っていると言えるでしょう。しかし、これからは企業であっても、将来に向けて価値観を共有する企業同士が、企業規模に拘わらず協力し合いながら新たな時代を創造していくことが必要です。


私たちが住む街中にも、少しずつそのような共創空間が増えています。オフィス空間、公共空間など街中の様々な空間を人々にとって優しい空間へと変えていくことにより、いままで人々に疎外感すら与えてきた閉鎖的な空間を一変していくことが出来るでしょう。
北欧のように、人々にとってしなやかな街並みを実現していくことが必要だと思います。


今日もありがとうございます!
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