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個々人の価値観に共感する社会!

皆さん、おはようございます!
いつの間にか真夏の射し込むような暑い陽射しが遠のき、柔らかい心地よい陽射しへと移り変わっています。秋の気候を楽しみながら街中の遊歩道を散策するのに良い季節です。
小洒落たカフェに立ち寄り、行き交う人々を眺めているのも飽きさせません。



働き方改革について、その導入目的の説明が不足していることから、いまだ労働者の権利を保護する、企業にとっては受け入れ難い制度だと受け止めている企業も多いようです。
残業時間の短縮ばかりがクローズアップされていますが、その根底にあるものは今までの画一化された働き方から、もっと創造的な働き方へ変えていくことにあります。


経済は右肩上がりに成長していくことがあたり前のように捉えられていた不思議な妄想を前提に社会の枠組みが成り立っています。その様な社会では、客観性や効率性といった価値観を重視することにより、生産性を高めることが尊ばれます。事実を普遍的な言語で理路整然と説明することが何よりも大切なコミュニケーションであると考えられています。


過去の経験を科学という尺度で理解することにより、あたかも人間があらゆるものに対して万能な力を手にしていると錯覚させられているのかもしれません。確かに科学というものは物事の仕組みを洗練された言葉によって標準化する、もっとも普遍的な人類の智慧ということが出来るかもしれません。しかし、科学は将来を映し出す鏡ではありません。


将来が不透明な時代の端境期において必要なことは、一人ひとりの人間が将来のあるべき姿を描き出し、それを実現すべく行動する以外にありません。この地球上に将来像を明確に描き出せるリーダーは存在しません。個々人が審美眼を持って、主観的かつ感覚的に将来像を描き出し、それが総体として民衆に受け止められる過程が必要でしょう。


その過程で、個々人の価値観や考え方に共感するコミュニティが創られ、そのコミュニティの中で言葉の遣り取りをすることにより、少しずつ普遍的な価値観として広まっていくものと思います。共生、持続可能性、心の豊かさといったものがキーワードとして当て嵌まります。人と地球に優しい社会の枠組みを創って行かなければなりません。


その時に必要なのが、全ての人々が自らの個性を生かして将来を描き出す力を高めることです。そして、それを実現すべく行動を起こしていくことでしょう。当然に、人として心地よい方向へ社会を変えていこうとする力が働きます。逆に言えば、いまの社会の枠組みにおいて人間の心を疎外するような仕組みは是正されて行くことになります。


その様な変化の中で真っ先に影響を受けるのが「企業」という枠組みでしょう。人々が糧を得るために合理的だと思われて来た企業が将来に対するビジョンを描けなくなっています。企業は人だと言われますが、企業組織を形作っている個々人が夢を見れなくなっていることに原因があります。そのことに気付いている方も多くいらっしゃるでしょう。


働き手が主役であるはずの企業が、いつの間にか企業という無機質な組織が主役になってしまっています。個々人が気持ち良く働くためには、いままでの働き方自体が変わって行かざるを得ないでしょう。人々は、仕事を通じて自分の夢を実現して行きたいと思う存在です。働き手の価値観が変われば、社会の枠組みも変わり行くものです。


今日もありがとうございます!
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