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直感を大切にする!

皆さん、おはようございます!
50歳も半ばを過ぎますと、急に60歳という大台が目の前に迫りだし、人生の終盤に向けた準備をあれこれ考えはじめるものかもしれません。それまでは、どことなく40歳代の延長線上の流れで日々を送って来れたように思います。



いまの社会の枠組み、特に企業という場所では、直感に頼って仕事を進めると、上司から「お前個人のたわごとなんか聞いている暇はないんだ!もっとロジカルに分かり易く説明しろヨ!」とお叱りを受けてしまうのではないかと思います。誰しもが、その様なことを想起して建設的な言葉を選りすぐりながら整然と仕事を進めているのでしょう。


様々なバックボーンを持つ人々が集まる集団においてコンセンサスを得ていくためには、ある事象に対して言語という形式を積み重ねながら相手方と情報共有を図っていく必要があります。解決すべき課題に対して、裏付けを説明しながら導き出される方向付けを行っていく作業であり、形式知を前提に情報をやり取りしていることになります。


しかし、よくよく考えてみますと、言語というものはコミュニケーションツールとしては便利なものですが、広く一般的に普遍的に理解され定義付けがなされた形式知を私たちが操っているわけであり、個々人が内面的に思い感じていることを全て言語により説明するには限界がある様に感じますが、皆さまは如何でしょうか。


また、仕事の場面において形式知を受け取ることにより表面的にはコンセンサスがとれている様でも、言語の受け手の感覚としては必ずしも本心からコミットできていない場合も往々にしてあるのではないでしょうか。その様な場合には、集団として意思決定したつもりでも、なかなか実際の行動がともわないことも良くある話しだと思います。


各々の当事者は、言語として建て前で話していることと内面に乖離が生じてしまい、葛藤というストレスを惹き起すことも多々あるのではないでしょうか。現代社会がストレス社会であると言われるのは、その様な所に潜んでいる様に思えます。広く科学や技術といった論理により深く積み上げられた社会だからこそ起き得る現象かもしれません。


一方で、人間の経験を通して得た感覚的な知識である直感というものは、多様な個性というものに頼らざるを得ないためになかなか他者と共有できるものではありませんが、個人として生活する時に少なからず直感に頼って行動しているのではないでしょうか。そして、その直感が正しいということを誰しもが感じていることだと思います。


個人の段階で多用している直感という暗黙知は、集団になると利用できず形式知のみに頼るところにいまの管理社会の弱さがある様に思います。こと会社での仕事は全てが標準化、マニュアル化の方向へと進んでしまっており、個人の感性に基づく直感を差し挟む余地がなくなっているところに、イノベーションが起きない理由があるのでしょう。


高度経済成長に差し掛るのどかな時代には、個々人の直感に頼るべきところが多かったと思います。だからこそ、人々は感性を研ぎ澄まし果てしない夢を見続けて来たのでしょう。それが高度経済成長という世界も羨む伸びやかさの起爆剤となっていることは間違いないでしょう。私たちは、もっと自身の直感という暗黙知を信じるべきでしょう。


今日もありがとうございます!
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