皆さん、おはようございます！
この三連休は天候にも恵まれ、仕事を忘れて思い切りエンジョイしています。昨日までは兄とシニア二人で中津川（＝神奈川県）河川敷でキャンプを楽しんできました。今日は、前に勤めていた会社の同僚と供に富士スピードウェイへバイクレースの観戦です。

誰しもが、サラリーマンではなく、自ら起業して自由に糧を得る立場になりたいと思うと思います。しかし、多くの人はどうやって起業をしてよいかわからず、また事業と隣り合わせにあるリスクを考えると尻込みをしてしまうのではないでしょうか。そもそも、自らリスクをコントロールできない事業には取り組まなければ良いものでしょう。

私の知人で、間もなく３０歳になる若きビジネスマンがいます。いままでスポーツ機器を取り扱う卸売企業に勤めていたのですが、その会社が不運にも不良在庫を積み上げすぎてしまい、資金繰りが厳しくなり努力の甲斐なく倒産という憂き目にあってしまいました。
彼は、もともと起業意識が高く、この機会に自ら事業を立ち上げることにしました。

それまで小売店への営業やＥＣ（＝ネット通信販売）の担当を司ってきた彼は、自らもスポーツジムに通い詰めているだけあって、スポーツ機器に対する思入れが強く、これらの商材を販売するＥＣサイトを立ち上げることにより、自らのビジネスをスタートすることにしました。それまで商品のこと、販売するノウハウしかない彼の新たな船出です。

事業の元手として６００万円を親の援助を受けながら用意し、新しく自らの手で会社を設立したのが今年の６月末のことです。会社設立のことなど知らない彼は、アドバイスに従って自らネット検索しながら勉強したものです。また、企業を立ち上げるにも拘わらず財務諸表や資金繰りといった経営判断軸の予備知識など持ち合わせていません。

手取り足取りポイントを教え、自ら本を買って読んだりしながら、事業に必要なお金が仕入れから、商品を販売し、売掛金を回収するまで、どの様に回っているのかを体現しながら、理解してこの９月を迎えたところです。起業の滑り出しとしては順調で、きちんと元手が増えていることを実感しており、非常に良い経験をしていると思います。

もともと、どの様にすればＥＣで取り扱う自らの商品が上位に掲載されるかを知っていたことから、創業初月より売上は順調に上がっています。月額１００万円に満たない金額ですが、一人だけの会社なので独身者が贅沢な生活をしなければ困らない金額だと思います。本人も心地よいストレスを楽しみながら、生きいきした清々しい表情をしています。

彼の素晴らしいところは、事業を行いながらきちんと言われたとおりに事業計画（＝損益計画、資金計画）を立てながら（＝自ら学習している部分が大きいと思いますが）、それに基づいて実践していこうとする吸収力が高いことだと思います。月に１度のペースで彼とお会いさせて頂いていますが、会うたびに成長している様子が窺い知れます。

サラリーマン生活をしているときに、事業全体について触れる機会はないと思います。しかし、自らの得意なことを生かして、知らないことをも人任せにするのではなく、自分で一つずつ経験を積み上げ見につけていけば、見えないリスクに怯えることなく事業を営める好例だと思います。事業のリスクを取るとは、この様なことを言うのでしょう。

今日もありがとうございます！
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