皆さん、おはようございます！
ようやく朝夕の暑さも一段落し、秋めいてきました。今週、来週と三連休が二度続き、秋の行楽シーズン到来という感じですね。また年を一つ重ね、還暦という文字を意識するようになりましたが、まだまだ見果てぬ夢を追い求め歩みを進めて参りたいと思います。

人間、誰しもが自らが理想と思う夢を追い求め、日々の生活を営んでいるものと思います。変わり行く社会の枠組みを意識することなく、それをあたり前のように受け止めながら自分ならではの理想を思い描いている時が一番幸せなのかもしれません。しかし、この時に理想と現実のギャップに意気消沈することも生きている証なのでしょう。

それを跳ね返して自分ならではの理想郷を探し当てることが人間に課せられた営みだと思います。人それぞれ、世代によっても、その時、その時に求めるものは時々刻々と変わり行くものですが、どの様な時にも変わらないものは、いかに自らが生かされるかということではないかと思います。自らが持って生まれた個性に気付くことが大切でしょう。

人間なんて、どんなに理路整然と論理的に考えている様でも、所詮、感情を持ったアノマリーな生きものです。いまの社会に自らを受け止めて貰うためには、自らの感覚知を形式知に変換して論理的に説明していくことが求められますが、実はそれは自らが本来持って生まれた個性に蓋をする弊害をも持っていることに気を付けなければなりません。

人間が最も個性を発揮できる時というものは、論理的に頭で考えている時ではなく、例えば大自然に抱かれて素の自分に立ち戻っているような感覚の時に内側から湧きあがって来るエネルギーなんだと思います。言葉でなかなか言い現わせない、自分ならではの身体から湧き出て来る思いこそが、その人のオリジナリティ溢れる理想なんでしょう。

日々の生活の喧騒の中では、ついぞその様な感覚を忘れがちとなってしまうのが現代人の悪しき社会の課題であり、時に意識的に人間性を回復しなければなりません。自らの本能を呼び覚ます必要があります。いまの高度に複雑化した社会の中で、人々はそのことに気付きはじめており、その様な社会の狭間で精一杯生きることが大切なのでしょう。

なかなか自らの存在を超越して内心を俯瞰することは難しいことかもしれませんが、日々の生活の中で自分に立ち帰る時間を意識的に持てば、少しずつ本来の自分を取り戻すことが出来るものと思います。この社会に生きる個々人の多くが、自分の求める理想郷を目指すようになれば、総体としていまの社会は大きく変わり行くものと思います。

陽の降りしきる街角で見かける、そこにたたずむ人々の笑顔の絶えない和やかな語らいを見ていますとホッとします。流れゆく時間を忘れ、その時を存分に楽しんでいる姿は人間にとって素の自分に立ち帰っている時でしょう。その様な時に湧き出て来るエネルギーこそ、本当に自分が遣りたいと思う理想なんだと思います。

その様なことがあたり前となる社会にしていかなければならないと思います。いまの社会の枠組みは全て私たちが創りあげてきたものです。その社会に問題があるならそれを変えていくのも、また私たちにしか出来ないことだと思います。不透明な社会に不安を覚えることなく、いまという時に自らの夢を馳せていく必要があるでしょう。

今日もありがとうございます！
http://crelife.co.jp