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中小経営者のパートナー!

皆さん、おはようございます!
40年間、毎日、同じことを同じ様に愚直に行っていけば、どんな仕事もプロの域をも超えて燻銀の匠の技となることでしょう。野球界のイチローもそうですが、事業を行うに際しても同じことが言えると思います。脇目も振らずに遣り続けることが大切です。



いま大手企業では、これまでの多くの利害関係者のうち株主を重視する経営から、もっと社会貢献や社員といった利害関係者にも目を向けてバランスの良い経営へ転換しようと節目を迎えている様に思います。経営を行うにも理念が必要であり、単に株価を高めるだけの経営では、これからの将来が不透明な時代に適切な判断が下せないでしょう。


企業の株価が高まるかどうかは経営の結果であり、会社が持つ利害関係者や経営資源といったものの価値を最大限引き出すことにより、初めて総体的なパフォーマンスを高めることが出来るものだと思います。株価を高めることだけを経営の目的としますと、様々な財務技法に頼ることになり、結果として企業の活力を削ぐことになります。


大切なのは、事業を財務数値面から構造的かつ立体的に理解しながらも、事業を構成する実体の部分部分について、いかにその効果を高めていくべくかに労力を費やしていくかではないかと思います。もちろん、その結果として、いかに企業価値や株価といったものに結び付くのか、そのメカニズムについて理解しておくことは必要でしょう。


企業には、営業の専門家、財務の専門家、マーケティングの専門家など、多様な専門家が存在していますが、個々がその分野の専門家に留まっているだけでは足りないと思います。全ての道はローマに通じるではありませんが、各々の専門性は自らの役割りが企業価値にどの様に結び付いているかを理解して大局的に俯瞰する視点も必要なのでしょう。


それに比べて、中小企業にはやはり人財の絶対数が不足していることが否めません。いまのご時世、労働需給が逼迫していますので、中小企業が優秀な人財を雇い入れようにも、思った様にいかない現実があるのかもしれません。しかし、これからの時代、副業まで考慮しますと人財の流動化が進んで行くことが間違いのない流れとしてあると思います。


来るべきその時に備えて、中小企業の経営者も自らの経験知から導き出される確固たる理念を掲げて、その信念に従って事業に邁進していくことが必要であると言えるでしょう。自らの事業を肌感覚で把握するほど理解している必要があると思います。その上で、社会が求めることと重ね合わせた時に自らが向かうべき方向性が定まっていくことでしょう。


経営者であっても当然に生身の人間ですから、日々の事象に思い悩むこともあります。メタ認知ではありませんが、なかなか自らを超越して俯瞰することは難しいと思います。その時に経営者のパートナーが存在していれば、二つの目で見るよりも、四つの目で見た方がより客観的に俯瞰でき、経営の安定度が増してくると思います。


その時のパートナーとして、直感的に財務の知見が豊富な視野の広い人財を据えるべきだと考えます。彼らは、事業全体を抽象化して財務数値という言語で語ることを得意としています。単に数値遊びで終始することなく、何よりも自らおかれた企業内外の定性情報を礎として大局的に物事を捉えることに長けていると言えるからです。


今日もありがとうございます!
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