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現代社会の深層!

皆さん、おはようございます!
人間は欲望の赴くまま、この社会を自由にいかようにも変えることが出来ます。現在社会は、各論では様々な課題を内包していますが、大枠では総意を反映したものとなっているのでしょう。自信をもってこれからの社会を実現していかなければなりません。



現代社会は、確かに便利になりました。人間は、自己の身体的能力を超える能力を手にするために、英知を結集した技術革新によりさまざまな機能を獲得して歴史を築いてきたと言えるでしょう。自分の足で歩くより早く、遠くへいく為に、クルマをはじめとする乗り物を開発することにより社会の枠組みとして取り入れてきました。


人類がこの地球に誕生したばかりのころは、石の槍や斧という道具を使い狩猟民族として糧を得て生きていましたが、やがて耕作をする術を知り集団で生活をするようになっています。そして、衣類などを分業しながら自分の手で作る効率性を知り家内制手工業が栄えるようになった歴史があります。


蒸気機関の発明により、人間の手よりも機械の方が大量に、早く、安く、モノを作り出せるようになり、一気に近代化の波が押し寄せて来たということが出来るでしょう。大規模な生産設備を導入するためには、巨額な資本が必要となり、同時に並行して資本市場が興隆することになります。


資本市場が高度化していくにも関わらず、人間が生み出した経済は成熟してしまい、資本市場があたかも一つの巨大な産業であるかのように独り歩きをさせてしまいましたが、金融経済は必ず実物経済と対をなすものであり、行き場を失った資本がバブル経済を引き起こすに至ってしまったことは記憶に新しいところです。


人間の身体的な能力を超えるべく為された社会の発展が、いつの間にか私たちを精神的に肉体的に疎外するようになっています。交差点に目を遣れば、人間のためにある筈のそれが人間の速度以上で走るクルマの交通整理のために信号が存在する様になり、最近では人間が制御しきれないクルマの暴走により不幸な事故を引き起こすに至っています。


上を見上げれば、街を分断する高速道路の高架橋を猛スピードでクルマが走り抜けています。人間にとっては、恐怖心でしかない筈の高速道路がないと、いまの産業社会は機能しなくなってしまいます。この様に、近代社会の発展は人間の能力を超える機能を物理的に補ってきた歴史であると言えるでしょう。


その反面、人間にとっては自らの身体能力を超える社会となったため、生理的、心理的には非常にストレスが溜まる社会であるということも出来るのではないでしょうか。人間が生み出していながらにして、自らコントロールが出来ないまでに複雑化してしまっています。こんな社会に対して問題意識を持ち始めているのが、今日ではないかと思います。


そして、情報技術革新という新たな産業革命の只中に身を置く私たちは、身体的機能面を補う発展から、ついに頭脳面、能力面を遥かに凌ぐ情報処理能力を持つ技術を手にして、今までの社会を更に進化させようとしています。一方で、機械の隷従と化してしまった人間を解放させる面をもつという意味では積極的に捉えることも出来ると思います。


機械を人間が操作しなくともオートマチックでAI(=人工知能)が動かしてくれるようになります。一方で、それは人間がいままで司ってきた能力を一部機械に明け渡すことにもつながります。どこかに機械の暴走に歯止めをかける安全策をも用意しておくことも不可欠でしょう。AIやデータベースが一部の企業に偏ることも避けたいところです。


AIが人間に優しい自動制御社会を創りだすように人間がしっかりとコントロールして行かなければなりません。AIが、人間に疎外感を与えている機械をエコに制御するようになるのであるならば、それはそれで私たちにとって望ましいことと言えるかもしれません。AIをどの様に活用していくか、いま私たちに理性が問われていることになります。


近代社会の発展の中で生活する私たちは、いまの社会に息苦しさを覚え、人間的な本能に従って行動を起こし始めていると積極的に理解すべきではないでしょうか。会社組織も変わり始めています。クラフトのような生業が注目されるのも、アウトドアブームも一過性のものではなく、人間自らが制御する本能を呼び覚ませているからでしょう。


いまの行き過ぎた社会に問題があることは、誰しもが本能的に気が付いていることだと思います。その思いを強くしていけば、社会は少しずつ変わっていくことでしょう。いまは時代の過渡期です。情報化社会ですので、社会が間違った方向に進みだすと直ぐに問題提議されます。やはり、人間は動物としてもっと自由な存在であるべきでしょう。


今日もありがとうございます!
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