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起業を成功させるヒント!

皆さん、おはようございます!
これからの時代、私たちの暮しを良くしていく為には、新しい事業を生み出して行かなければなりません。今は、資本主義社会の競争原理により、企業が集約され過ぎてしまい、新たな個性ある事業が企業から生まれ難くなってしまっています。



いまの資本主義社会は、規模の経済を追求するあまり、過度に単位あたりの資本効率を追い求めてしまうために、新たな事業を起こす環境として適していない様に思います。もちろん、これは株式を公開している大手企業に当て嵌まることです。それでも、既存事業の成長が先細る中で、大手企業も自らの事業を変革して行かなければ存続が危ぶまれます。


今までの様な資本効率を高めることを度外視して、長期的な視点で新たな事業に取り組んで行くことが不可欠な時代に局面していると言えるでしょう。情報技術革新により、社会が求めるものが大きく変容しているにも拘らず、この100年足らずの間に築き上げてきた事業を通して世の中の新たな需要に応えようとしても自ずと限界があります。


ただし、盤石な財務基盤を持つ大手企業といえども、既存の事業を維持しながら新たな事業に取り組むには、肥大化してしまった組織機構が足枷となります。資本力だけが揃っていても、地(=暮し)に足の付いた自律した人財が「起業」というボールを持って走り抜けることができなければ、新たな事業を生み出すには覚束ないでしょう。


一般的に起業に成功する確率は千三つ、0.3%位であると言われています。しかし、これは起業して株式を公開するまでの確率ですから、事業を軌道に乗せるまででしたら10数%にまで高まるものと感じます。確かに株式を公開するまで企業を成長させて行く為にはそれなりの難しさがありますが、果たして株式公開を目的とすべきか甚だ疑問です。


スタートアップ企業の多くは、株式公開を目的として起業間もない時期から機関投資家より多額の資金調達をしていますが、その方法だけが起業のあり方だとは思えません。それは、事業を行うために、最初から人員体制を整えて会社の体を作り、それから売上を上げる為に営業活動を活動を行うのでは、お金が幾らあっても足りなくなってしまいます。


そんなことに物ともしない強靭な心臓を持った創業者でなければ起業ができないかというと、その様なこともないと思います。そんなスリリングな起業をしていたら、心が擦り減ってしまい身体が幾つあっても足りません。起業には創業者の身の丈に合った起業の仕方があり、いま時代が求めているのは千三つではない起業だと思います。


まずは創業者自身が自らの能力の限界、自分で出来ることと出来ないことを知り、寝ても覚めても関心のある社会の課題や問題点といった事業のテーマをしっかりと見定めていることが全ての出発点になると思います。創業経営者が陥り易い罠に、自らの専門領域以外のことも何でもかんでも自分で遣らなければならないという呪縛に嵌まることです。


責任感がそうさせてしまうのですが、自らの出来ることと出来ないことを明確にして、まずは自ら一人で出来ることだけで起業する余裕を持つことが鉄則だと思います。一人で稼げることを無理なくはじめることです。自らが持つ能力をどの様に生かせば、お客様から報酬を頂くことができるのかを考え抜いて身体に染み付けていく必要があります。


最初から軍資金がないと事業がはじめられないと考えている様ではダメです。例えば、何かモノを作る事業を始めたい場合でも、最初から生産設備や原材料を準備してと考えるのではなく、自らが持っているモノづくりのノウハウを生かしてサービスを提供することを考えていくべきでしょう。完成品の品質をチェックする業務受託事業でも良いでしょう。


その様なことを続けていくうちに、お客様も増え、それ以上にお客様との信頼関係が揺るぎないものになっていきます。お客様との間で、この様な関係を作ることが事業を始める上での最初の関門になると思います。その内に、少しずつ自分一人では手に負えなくなって行く様になると思います。そうしたら、仲間と仕事をシェアすれば良いでしょう。


それでも人を雇うことは考えずに、似たようなことを行っている仲間と役割分担して生産効率を上げていくことを考えていくべき時です。その様なことを行っていくうちにお金が少しずつ溜まりだして行きます。そうしたら、自己資金で行える範囲で小さくモノづくりを手掛けはじめれば良いと思います。きっと3年位でそこまで到達できることでしょう。


あとは焦らずにじっくりと事業を育てて行くことだと思います。この生業の様な起業の仕方こそ、本来あるべき姿だと思います。起業というと、訳も分からずヒト、モノ、カネを揃えたくなるものですが、それ以前に知恵を使う所からはじめることが王道だと思います。これが、私の99.7%の起業経験で得た0円起業の方法論です。


今日もありがとうございます!
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