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進化するシェアオフィスのコミュニティ!

皆さん、おはようございます!
SNSにより気軽に人と人が繋がっていける社会になっています。これだけSNSが社会に受け止められる様になったのは、やはり人々が繋がることに必要性を感じているからでしょう。ネットで繋がるとリアルに会ってみたくなるのが人間なのでしょう。



シェアオフィスやコワーキングスペースが、単に企業や個人が共用するオフィスという概念を超え、新たなビジネスを孵化(=インキュベーション)するスペースとして進化し始めています。入居者同士が気軽に繋がっていくことができるコミュニティ施設としての意味を持ち始めています。


シェアオフィスは、壁で囲まれた個室が基本の賃貸オフィスとは異なり、複数の入居者が大きなスペースをシェアして利用します。特に入居者同士のコミュニティーに重点を置く施設をコワーキングスペースと言います。オフィスを持たないスタートアップ企業やフリーランス以外にも、最近では大手企業がテレワーク拠点として活用しはじめています。


私も都内のコワーキングスペースに入居していた時期がありますが、共用の会議室やインターネット環境、事務機器も整っており、一般的な賃貸オフィスとは異なり手軽に入居できるとことが魅力的です。1Fには入居者や来客者が利用できるカフェスペースがあり、珈琲の芳ばしい香りがコミュニティスペースに相応しい雰囲気を醸し出しています。


そんなシェアオフィスには、入居者同士がお互いに気軽に話しができるように苦心されており(=時として入居者同士の交流会が開催されます)、その様な中から新たなビジネスが生まれてくることも珍しくありません。むしろ入居者は互いに積極的に繋がりを求めて新たなビジネスに繋げて行っていると言えるでしょう。


スタートアップ企業などは起業後間もないため、人脈や販路などに制約があります。入居者が互いに発注したり、取引先を紹介しながら事業機会を増やし、横との繋がりの中から新たな仕事に繋げて行っています。シェアオフィスの運営者も、単に場所を貸すだけではなく、積極的にその様なマッチングの機会をつくってくれます。


この様な繋がりを求めるのは若いスタートアップ企業だからと見る向きもありますが、最近では大手企業も積極的にテレワーク拠点として活用し始めています。それは単に便利だからというよりも、大手企業としてもその様なスタートアップ企業と繋がってビジネスに結び付けていくべきだとの考えからです。時代の流れだと思います。


一方、下町の工場(=こうば)がものづくり系スタートアップ企業の製造面を支える動きが増えつつあるようです。ロボットやドローンなど先端技術開発を町工場が手助けする構図です。新たな製品を開発するには、量産品を作る前に数度となく試作品を作る必要がありますが、中国・深センに流れていた動きが国内に回帰し始めています。


それは、中国の人件費が高騰していたり、手間のかかる試作品の仕事をなかなか受けて貰い難くなっていることもありますが、最大の理由はやはり町工場とスタートアップ企業が膝を詰めて一緒になって開発を行っていくことが何よりも先端技術には不可欠だからです。やはり顔を突き合わせたコミュニケーションが大切だと思います。


最近では、技術を持つ全国の町工場をグループ化し、スタートアップ企業のものづくりを支援する企業も出て来ています。中小町工場の新たな事業機会を創出する仕組みとして、注目したいと思います。中には後継者のいない町工場もあるでしょう。スタートアップ企業による量産化の暁には、事業承継をも視野に入れることも出来るでしょう。


それ以前の取り組みとして、町工場をスタートアップ企業のシェアファクトリーとして、シェアオフィスの様な活用の仕方も出来ると思います。多様なスタートアップ企業と町工場が繋がることのできる場所として、単に製品を開発するのみならずシェアオフィスも併設してしまう。シェアオフィスのものづくり版と位置付けることも可能だと思います。


そこで異文化を背景として持つ人々が顔を突き合わせてコミュニケーションをすることにより新たな気付き、更には新たなビジネスチャンスが生まれてくるものでしょう。
ビジネスというものは、結局は人と人の繋がりだと思います。いまの時代、人々が自由に繋がれますが、リアルでは何か切っ掛けが必要なのかもしれません。


折角、情報技術の進展によりSNSなどネットで自由に人々が繋がれるようになりましたので、リアルの世界でももっと気軽に人々が繋がれるようにしていかなければなりません。その為には、明確な意思を持って行動して行くことも必要なのでしょう。いつまでも縦割り社会の意識の中に閉じ籠らずに、そこから飛び出して行く時代だと思います。


今日もありがとうございます!
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