誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

新たな共感ビジネス!

皆さん、おはようございます!
工業化社会も衰退期を迎え、ゼロ金利政策や東京五輪を控えた現在の景気も徐々に右肩下がりとなっていくことでしょう。それと同時に情報化社会が徐々に成長段階に入りはじめ、新たに景気が持ち直して行く、そんな端境期にあるといえるでしょう。



これからの時代のビジネスは、規模の経済を享受しながら安定的に事業を営んで行くのではなく、消費者の多様なニーズに応えていく共感型の事業へ移行して行くと思います。
今までの時代は、マスマーケットを前提に大量生産することが一つのビジネスのあり方でしたが、情報技術革新による消費者意識の変化がパーソナルマーケットを求めています。


いまの情報化社会は、いままで顔の見えないお客様を対象に商品を提供していたものを顔の見えるお客様を対象に木目細かく対応して行く社会へと世の中の仕組みを塗り替えていくプロセスであるということが出来ると思います。今まで築き上げてきた既存の事業が無くなる訳ではありませんが、ビジネスの仕組みを大きく変えていくことでしょう。


GAFA(=グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)が力を注ぐAI(=人工知能)技術も究極的には個々人の行動予測に収斂していくように思えます。コンピューターが勝手な意思を持つというよりも、それを使用する人間に寄り添う形で行動パターンを先廻りして、自動化して行く様になるのではないでしょうか。


その様な社会の大きな枠組みの中で、人々はより個を追求するようになる一方、人とのつながりを大切にするようになると思います。お互いに共感し合うことと、お互いの信頼関係が社会や経済を支える拠り所になります。今までの社会は相対比較の中で良し悪しを判断していましたが、これからは絶対的な価値観が重視されるようになると思います。


時代の端境期にあって、今まで築き上げてきた社会の仕組みを新たな社会の枠組みが少しずつ洗い流して行く、そんなこれからの10年間ではないでしょうか。新たな共感ビジネスもその様な社会を創造して行く中から生まれてくるものだと思います。それは必ずしも○○○テックというという様な既存事業と情報技術の融合ばかりではありません。


例えば、銀行業や流通業などの立地産業であれば、ネットバンクやEC、また日本固有の人口減少問題により、店舗を持つ意味が減退し空きスペースの有効活用を考えて行かなければいけません。その時に待機児童問題、働き方改革などによるサテライトオフィス需要の高まりを捉え、それら空きスペースを活用して行くことも時の流れだと思います。


社会が大きく変革する時に、エネルギー、物流、コミュニケーションの領域でイノベーションが起きると言われています。今般の情報技術革新では、それぞれの領域に多大な変化をもたらすと考えられます。物流であれば、クルマの自動運転化の実現が物流コストの大幅な引き下げを可能とします。


それ以上に大きな変化をもたらすのが、やはりコミュニケーションの領域でしょう。生活様式(=ライフスタイル)までを大きく変容させています。最初は、携帯端末を個々人が手にするようになり、時と場所を選ばずにいつでも通話が出来るようになったものが、SNSの興隆により手軽にコミュニケーションが図れるようになりました。


それが次の段階では、ネット上のコミュニケーションだけではなく、リアルなコミュニケーションをも希求する様になると思います。言い方を変えれば、共感できる仲間が集まった複数のコミュニティへ実際に参加するということでしょう。それが、シェアオフィスであったりコワーキングスペースという形に現れているのだと思います。


その様に社会が変わっていきますと、当然に街のありかたも替えていく必要があります。
ハード、ソフト両面から街の機能を捉え直して行く必要があるでしょう。情報化社会の到来により、また人口減少により業務用建物や住宅の空き家が増えていくことと思います。
それを建て替えることなく、生かしながら新たな街の機能を創っていく必要があります。


街づくりといえば、今までならデベロッパーのテリトリーとなる事業であったと思いますが、これからの時代は様々な業界がこの街づくりに関わって行くことになると思います。
生活者主体の街(=社会)を創っていくことが、どの事業主体にとっても事業の目的となると考えられるます。生活者と共感する中にこそ新たなビジネスの芽があるからです。


未来のことは誰にも予想がつかないものですが、それを想像して実際に創っていくことが必要なのでしょう。相手の立場で人を理解する心と、将来を見渡す感性を研ぎ澄まし、現実を踏まえたロジックを持つことが大切だと思います。時は、刻々と速度を早めています。精神的に豊かな暮らしを創っていくことが新たなビジネスの可能性だと思います。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する