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消費者心理に迫る時代!

皆さん、おはようございます!
三連休最終日の今日は朝から青空が広がっています。今日は、久しぶりに真夏日。
来週末も三連休ですが、一週おいてまた三連休がやって来るんですね。
シルバーウィークという感じの期間ですが、自分の好きなことができ心が休まります。



日本は、戦後復興期からの近代工業化を通して、目覚しい発展を遂げたことは、私たちのみならず、世界各国の誰しもが認めるところだと思います。
モノづくりにおいては、先進各国のどの企業よりも価格面、品質面において最上位に位置づけられ、規模の経済の成功例として自負して良いでしょう。


ただし、その成功体験が長く続き過ぎた為、時代が大きく変わりつつあるいま、その変化について行けなくなっている現状であるとも言えるでしょう。誰しもが同じお金を出すのなら、少しでも品質の良いものを選好するのはあたり前の話しとして、いまの消費者はモノに満ち溢れており、新たなモノを買い控えていると言えるでしょう。


改めて消費者の求めていることを探求してみますと、自らの暮しを豊かに充実させたいというニーズに変わりはないと思います。それが、モノの充足から、コトへと変化しているのは間違いない事実だと思います。モノの機能性に価値を見い出しているのではなく、そのモノを使うことの意味性を見い出せなければ消費にまで至らないのでしょう。


S・バーコらが2004年に提唱したサービス・ドミナント・ロジックで「企業が生産した製品自体に価値があるのではなく、それを顧客が使用することによって価値が生まれる(=使用価値)」と説明しています。これなどは、正しく物質的としての製品を求める時代を終え、それを使うことに消費者は価値を見い出すことを物語っています。


よく引き合いに出します穴を開けるためのドリル。ドリルを購入するのは、ドリルが欲しいからではなく、ドリルで穴を開けたいからドリルを購入しているわけです。
これなどもドリルという製品としての物質的なモノに価値を見い出しているのではなく、穴を開けるという使用価値に価値を見出している好例だと思います。


モノの不足する時代でしたら、何はともあれ取りあえず物量的な充足を目指すのが人間の心理というものだと思います。特に日本の場合は、戦後のモノが不足している時代を経験していることも、その一因として考えられます。そのピークはバブル経済華盛し頃の熱狂的なブランド志向が終焉した時に終えたものと思います。


消費者はモノに対する欲求が満たされ、そのモノの使用価値(=コト)の充足を満たす様になっています。モノの使用価値は個人の主観に依るところが大きいと思います。個々人によってそのモノからどの様な価値を見い出すかは個人差があって当然です。これは一重に消費のパーソナル化といっても良いと思います。


消費者がモノの使用価値へ向かい始めている理由として、情報技術革新により社会がパーソナル化に向かっていることも、その一因として挙げることが出来ると思います。
情報技術がメーカーにおける少品種大量生産から多品種少量生産を可能とし、モノづくりも消費者へのカスタマイズ生産を可能とする様になってきています。


それ以上に、メーカーが単に品質の良いものを消費者に提供する時代は終焉し、消費者の使用価値を満たす付加サービスにまで事業領域拡大に迫られているとも言えます。自動車産業におけるカーシェアリングへの取り組みが代表的な例ですが、それは既にメーカーであるポジションを度外視して、サービス業化することを意味しているのかもしれません。


このことはモノづくりの製造業だけではなく、実は規模の経済を追求して成功したかに見えるファストフードやホテルチェーンなどのサービス業においても言えることかもしれません。大量供給を目指すそれらサービス業は、単に空腹や寝床を満たすだけに留まっていますが、消費者が求めているのは自分ならではの特別な味、時間、空間であるはずです。


従来よりサービスを商品として提供するサービス業では、より一層、消費者にとっての商品の意味を求められる立場に立たされることでしょう。消費者はお金を持っていない訳ではなく、自らの欲求を満たす自分基準のサービスを求めはじめているのだと思います。自分にとっての高質なサービスとは必ずしも値段が高いこととは比例しません。


それはすなわち消費者の個人的な欲求にどこまで近付けるかということに他ならず、マスではなくパーソナルな消費者心理を理解することが大切な時代なんだと思います。
情報技術を駆使し、どこまで消費者心理に近付き、経済合理性とのバランスを図りながら使用価値としての商品を提供できるかが求められているのでしょう。


今日もありがとうございます!
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